モータースポーツ!?から学ぶAWS ④

初めて鈴鹿8耐を観戦しに行き、レース観戦の楽しさや一体感に楽しさを見出した今日この頃です。そして、今回もF1に利用されているAWSサービスが何をしているのか、どのようなサービスなのかを引き続き調べてみました。「モータースポーツ!?から学ぶAWS」の第四弾です。

前回は「Amazon CloudWatch」「Amazon DynamoDB」について
モータースポーツ!?から学ぶAWS ③

F1とAWSF1とAWS

Amazon S3

Amazon S3(Amazon Simple Storage Service)は、大切なデータを保存できるオブジェクトストレージサービスです。

1ファイル5TBという制限はありますが、オブジェクト数に制限はないため、容量無制限でデータを保存することができます。また99.999999999%の高耐久性を実現できるように設計がされいるため、もしもの時の障害からデータを保護することが可能となっています。

初期費用はなく、利用した分だけ料金がかかる従量課金となります。
そして、利用頻度の低いデータについては、低コストのストレージクラスを利用することでコストを抑えられます。

Amazon S3には70年以上にわたる過去のレースデータが保存されており、今後のF1でのレース戦略、教育など勝利に繋がる礎となっていくでしょう。

Amazon Sagemaker

Amazon Sagemakerはフルマネージドな機械学習サービスです。機械学習のデータ収集からモデルの構築、トレーニング、デプロイまで機械学習全体のフローを実施することが可能な統合ツールです。

また誰もが機械学習を利用してイノベーションを起こせるように、ノーコードで手軽に機械学習モデルを構築することができる「Amazon Sagemaker Canvas」という機能があります。
必要なデータを取り込ませて、クリックするだけでモデルの精度を高めることができます。

そして、Amazon S3に保存してある過去の膨大なレースデータをAmazon Sagemakerに取り込み機械学習を行わせることで、F1はチーム、マシン、ドライバーのさらなる精度を高め、魅力的なワクワクするレースを繰り広げてくれるでしょう。

Summary

ここまでお付き合いいただいた皆様ありがとうございます。
AWSによるF1 Insghtsにより、F1をデータで見れるようになったことでレース戦略や観戦がより一層楽しいものになることが分かりました。

また過去のデータから分析をすることで、マシンの差異を排除した最速のドライバーを知ることができるようになったのもコンピューターの技術進歩が感じられる面白い部分だと私は思います。

■The fastest driver in Formula 1
https://aws.amazon.com/jp/blogs/machine-learning/the-fastest-driver-in-formula-1/