こんにちは。エンジニアのごえです。最近ChatGPTの新モデル:GPT-4oがリリースされたので、旧モデルとどう違うのか試してみました。
ChatGPT-4oとは?
従来のGPT-4よりも、回答速度・リソース効率・対話能力が向上しているとのことです。
下記で検証したので結果を共有いたします。
(リソースについてはサーバー側の負荷のためデータがとれません。)
実際どのくらい回答速度の向上したか
試しに般若心経を書かせてみました。
GPT-4 :34秒で出力完了
GPT-4o:16秒で出力完了
もちろん出力させる内容によって差は異なると思いますが、
オリジナリティーが不要な出力で約2倍の差がでました。
対話能力はどのくらい向上したか
〝対話能力〟といっても定義があいまいなので、今回は情報の分かりやすさとします。
ここで出力させたのは「ジョルダン標準形の求め方」です。
大学数学で有名&導出過程が長い&ぱっと思いついたという点で選びました。
【ChatGPT-4の出力結果】
【ChatGPT-4oの出力結果(一部)】
結論、ChatGPT-4oの方が分かりやすい
ChatGPT-4oの方が、具体的な式が記述されている点や、具体例が補足されていました。
以下に違いをまとめてみました。
ChatGPT-4は不要?
上記の点で、新モデルが多面的に優れていると考えられます。
では旧モデルは不要なのでしょうか。応答速度などを加味すると基本的に新モデルを選択するのがいいと思いましたが、より多ジャンルに関わる質問が求められるシーンでは旧モデルの方がよい場合があるそうです。
ただそのシチュエーションが思い浮かばなかったので、やはり新モデル一択で問題ないかなという実感です。
最後に
新モデルは回答速度がぐんと向上したため、より使い心地が良くなっています。
画像解析も対応しているので、業務の手助けや思考のとっかかりとしてますます活躍してくれそうです。