近年日本の企業もプロモーションの一環として、VRchatを利用することが増えています。
そのVRchatを紹介します。
・企業活用の例
FUTURE 20th SQUARE特設サイト
https://www.future-shop.jp/anniversary/future20thsquare/
VRchatとはアメリカの企業が運営するソーシャルVRプラットフォームです。
簡単に言うと仮想空間上でコミュニケーションを取るためのツールとなります。
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インターネット老人は「Habitat」とか「Second Life」とか「PlayStation Home」とか
先行サービスが思い浮かぶかと思います。
基本的には仮想空間上の部屋や町などに入り、
そこにいる人たちと会話を楽しむツールです。
PC版はVRではないモードだと比較的低スペックのゲーミングPCで動作しますが、
VRで動作させる場合はミドルクラス以上のグラフィックボードのゲーミングパソコンと、
VRゴーグルが必要になりかなりの出費になります。(20万円弱程度)
MetaQuest、Android版は簡易な表示になりますが、
比較的安価に利用ができます。
MetaQuestのVRゴーグルがあればVRでVRchatが体験できます。(予算5万円前後)
AndroidスマートフォンがあればVRではないですが、
とりあえずVRchatの世界を体験できます。
仮想空間上でのコミュニケーションといえば
似たようなサービスは昔からあったのですが、
個人的にVRchatをVRでやってみた感想としては、
VRで世界に入り込む臨場感が非VRの体験とは段違いだと思いました。
実際にその世界に入り込んでる感をかなり強く感じます。
アバターと呼ばれる仮想空間上の自分の姿は自由に選べます。
無償で使えるアバターも膨大にありますが、
アバターデータなどがboothなどの外部サイトで売られており、
現在はそれなりのマーケットを形成しております。
VR上でコミュニケーションを実際に行ってみた感想だと、
会話の中でVRコントローラーで操作できる身振り手振りの動作が、
コミュニケーション上のテンポでかなり重要だと感じました。
またボタンでアバターの表情も変えられるので、感情を伝えるのが
人間同時で会話するよりうまく伝えられる可能性もあります。
音声だけのボイスチャットに加え、より深いコミュニケーションが取れるのではと思いました。
VRchatの特徴としては、ギミックを使ったワールド作成ができるので、
見るだけでなくゲームができるワールドなどもあります。
また知識はかなり必要ですがBlenderやUnityを使えば自分で作ったアバターやワールドが作成でき、
無限にワールドが作られ続けております。
そんな中日本の企業でもVRchatのワールド内でプロモーション活動を
実施することが増えてきました。
企業が提供するサービスがモノだけでなく、
「体験」を重視する世界になってきた表れではないでしょうか。
・参考例
世界最大級のメタバースイベント『バーチャルマーケット2024 Winter』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000405.000034617.html
VR睡眠とかディープな話題にはあえて触れずVRchatの紹介を終了します。
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長らくインタフェースが日本語化されていなかったので敷居が高かったのですが、
日本人ユーザーの増加で今年ようやくメニューが日本語化されました。
この機会にVRchatを試されても良いのではないでしょうか。