SCPコマンドの使い方

永井
2024-01-11
2024-07-31

はじめに

今回は何かと便利なSCPコマンドの使い方について紹介しようと思います。

SCPコマンドとは?

SCPはSSHプロトコルを使用しコンピューター間でファイルを安全にコピーするためのコマンドとなります。

SCPコマンドの使い方

使い方自体はとても簡単で以下のルールに従って実行すればよいです。

scp オプション コピー元 コピー先

ここで、リモートサーバのファイルをアップロードしたりダウンロードする場合は、以下のようにリモートサーバを指定して実行します。

「ユーザ@IPアドレス:コピー元(もしくはコピー先)」

ファイルアップロードの場合:

scp コピー元 ユーザ@IPアドレス:コピー先

ダウンロードの場合:

scp ユーザ@IPアドレス:コピー元 コピー先

コマンドの例:

scp ./test.txt test@192.168.1.10:~/

よく利用するオプション

以下はSCPコマンドでよく利用するオプションとなります。

オプション名 説明
-r ディレクトリを再帰的にコピーする
-P SSHに使用するポート番号を指定します(デフォルトは22)
-i SSHに使用する秘密鍵のパスを指定します
-C 対象ファイルを圧縮し転送します
-l 転送速度の制限を指定できます
-v コマンド実行の詳細情報を出力します

 

おわりに

ふとした時に使用することがあるので、覚えておけばもしかしたら便利かもしれません。
コマンドなどに馴染みが無い場合、ちょっと複雑そうに見えるんですが、ルールさえ覚えれば使えるようになるかと思います!