どうも、やまもとやまです。
個人用途であればなくても良いですが、ビジネス用途でサーバー運用をする場合は必須ともいえるRAID。
ご存知の通り、いろいろなタイプがあり、それぞれにメリットやデメリットがあります。
散々語りつくされたお話かとは思いますが、今回はその中でもRAID5やRAID6について考えてみましょう。
前提
運用環境を想定しているので、ソフトウェアではなく、ハードウェアRAIDでの構成です。
RAIDコントローラにより性能は変動しますが、特別性能に問題はないものとします。
RAID種別のおさらい
まずはおらさいから。
一般的なRAID構成としてRAID1、5、6、10が挙げられます。
それぞれの特徴は以下の通り。
RAID1
いわゆるミラーリング。同じデータを複数のディスクへ書き込みます。
書き込み速度は通常と変わらず、1台が故障しても復旧可能。
RAID5
パリティデータを保持し、1本のディスク故障からも復旧可能。
容量効率は良いが、パリティを書き込むため書き込み性能がやや下がる。
RAID6
RAID5の進化系。パリティデータを2重化し、2本のディスク故障からも復旧可能。
RAID5に比べて容量効率が少し落ち、書き込み性能がやや下がるが、耐障害性は高い。
RAID10
ミラーリング(RAID1)したペアをストライピング(RAID0)する。
読み書きとも高速かつ、1本が故障しても復旧可能。2本以上の故障は同じミラーリングペア以外であれば復旧可能。
| RAID構成 | 最低ディスク数 | 容量 | 耐障害性 | 性能 |
| RAID1 | 2本 | 1本分(全体の50%) | 1本故障可 | ○ |
| RAID5 | 3本 | 総ディスク本数ー1本分 | 1本故障可 | ○ |
| RAID6 | 4本 | 総ディスク本数ー2本分 | 2本故障可 | △ |
| RAID10 | 4本 | 総ディスク本数の50% | 1~複数本故障可 | ◎ |
ざっくり性能を比較するとこのような感じです。
では何を使えば良いのか
さて特徴は分かりました。
やはりRAID10は速度、耐障害性ともにバランスは良いと言えます。
ただし容量効率は全容量の50%とちょっと低い。
では、RAID5とかRAID6ってどうなのか。
メリットとしてはやはり容量が稼げること。
一方でデメリットは書き込み性能の低下。そして、耐障害性をどう捉えるかでしょう。
さて、運用経験から、以下のように考えます。
- デメリットの書き込み性能については、HDDでは大きいが、SSD利用でカバー可能
- 耐障害性については、RAID5はやはり心許ない。バックアップ用途等に留めるのが安心かも
- RAID6は運用利用も可能。ただし、パトロールリードのような定期的なチェックは必要
1.についてはやはりSSDは性能が高く、シビアな環境ではなければ十分なパフォーマンスを期待できます。
データ計測して比較とかしたら良いのでしょうが、それはまた機会があれば。。
2.についてはリビルド中の負荷もかかるため、2本目の故障の可能性も低くないと考えられます。
実際にリビルド中に故障という経験はいまだないですが、時間はかなりかかりますし、リビルド以外の要因でのRAID5クラッシュは経験もあるので実運用はなかなかハードル高いと思われます。
3.ですが、何もせずに運用した場合はリビルド時に不良セクタの発生状況によりパリティが、、となりかねないため、定期チェックの実施が望ましいです。
定期チェックされていれば、耐障害性はRAID10と同等程度に高いと言えると考えられます。
というわけで
RAID5/6での運用についてざっとまとめてみました。
あくまで一例となり、すべての環境に適した内容というわけではないですが、何かのご参考になれば。
それではまた!

