前回までに作成したセルフホスト版n8n上のチャットボットは、単純に応答するだけのものだったので、少しだけ応用して簡単なアレンジを加えてみたいと思います。語尾を変えて関西弁にしてみたいと思います。
n8nはプログラマブルなので、AI Agentに対してjavascript等で細かな指示を与えることができますが、今回はシンプルに、自然言語でのプロンプトを設定してみましょう。
キャンバスから設置済みのAI Agentをダブルクリックして設定を開きます。
デフォルトでは Source for Prompt が『Connected Chat Trigger Note』になっているので、『Define below』(このノード内で設定)を選択します。そうすると、Promptが入力できるようになります。
上記のように、チャットボットを「関西弁」にするプロンプトを入力してみましょう。
これだけで設定は完了です。
とても簡単なのですが、n8nを初めて使う方は「どこでプロンプトを入力すればいいの?」がわからず困ることが多いです。わかってしまえば簡単ですね。
公開URLにアクセスして試してみます。
関西弁を喋ってくれるようになりました。
せっかくなので、初期メッセージも変えてみましょう。
キャンバスから「When chat message received」を選択して設定を開きます。
設定の下の方に Initial Message(s) があるので、そちらに初期メッセージを入力しましょう。
これで設定は完了です。
このように簡単なチャットボットにプロンプトを設定して使うことができます。
実際にはプロンプトもプログラマブルだったり、後続ノードに値を渡していろいろな処理をさせることが可能です。次回以降で少しずつ紐解いていこうと思います。