こんにちは、saeです。
皆さんは、MIBファイルについてご存じでしょうか。人によっては聞いたこともない方もいらっしゃるかと思います。運用監視業務に関係する方なら馴染みのある単語なのですが、直接使う機会も少ないかもしれません。
今回は、MIBファイルの取得についてお話します。
1. MIBファイルとは
MIBファイル(Management Information Base)とは、主にSNMP(Simple Network Management Protocol)で使われる、ネットワーク機器の管理情報を定義したファイルです。
2. MIBファイルの役割
ルーター、スイッチ、サーバー、UPSなどの機器は、SNMP経由で状態情報を取得できますが、その情報は内部的には数値の識別子(OID: Object Identifier)で管理されています。
OIDは、数値の羅列だけですので、人間に理解できる文字に変換する辞書のように利用するのが、MIBファイルとなります。
3. どう利用するのか
・MIBファイルをどのように利用するのか (1)SNMP監視
Zabbixやhimemos等の監視ツールで、MIBを読み込むことで、数字の羅列ではなく、意味のある単語として、表示されます。
(2)MIBの種類
MIBは、共通の「標準MIB」とNECやCisco等のベンダー独自の「独自MIB」があります。種類は大きく分けて2種類ですが、機種によっては、それぞれに非常に多くのファイルが付随します。
4.MIBファイルの取得方法について
スイッチのMIBファイル等は、ベンダーのダウンロードサイトからOSのバージョン毎に入手が可能となります。ダウンロードサイトは、保守契約を締結していないとログイン出来ないことも多く、保守が切れていると苦労するかもしれません。
また、Fortigateのように機器から直接MIBファイルを取得できる場合もあります。
5.Fortigateの機器から直接MIBファイルを取得する方法について
FortigateのGUIの管理画面から2種類のMIBファイルを取得可能です。
①Fortigate MIB(FortiGate固有の監視情報 )
- CPU使用率
- メモリ使用率
- セッション数
- VPN状態
- HA状態
- インターフェース情報
- IPS情報
- Antivirus情報
- SD-WAN関連情報
- FortiSwitch連携情報
②Fortinet Core MIB(Fortinet製品共通の基本情報 )
- シリアル番号
- 管理者アカウント情報
- システム情報
- 共通トラップ
- Fortinet共通オブジェクト

6.運用監視
運用監視では、多くの場合、監視ツールでSNMPを利用して監視することになりますので、その仕組みを理解することで、運用監視ツールの構築・運用もスムーズに出来るかもしれません。一度身近にある機器のMIBファイルを確認してもいいかもしれません。

