どうも、クーです!
サーバーの運用をしているとミドルウェアなどのバージョン確認が必要なことも多いかと思います。
-vでバージョンが見れれば楽なんですが、ミドルウェア毎にコマンドが違う場合もあるのでややこしいんですよね...
今回は備忘録を兼ねて、LinuxOSについてバージョン確認のコマンドをまとめてみました!
※今回はAlmaLinux9のサーバーでの実行を前提としてまとめています
OSのバージョン確認コマンド
# cat /etc/almalinux-release
AlmaLinux release 9.2 (Turquoise Kodkod)
現在のバージョンが、AlmaLinux の9.2 (コードネーム: Turquoise Kodkod) であることがわかります。
他、下記コマンドでも同様に確認が可能です。
# cat /etc/redhat-release
# cat /etc/centos-release(CentOS利用の場合のみ)
より詳細な情報が必要な場合は下記コマンドを実行することで、詳細なバージョン情報が確認できます。
# cat /etc/os-release
NAME="AlmaLinux"
VERSION="9.2 (Turquoise Kodkod)"
ID="almalinux"
ID_LIKE="rhel centos fedora"
VERSION_ID="9.2"
...(省略)
Kernelのバージョン確認コマンド
# uname -r
5.14.0-284.30.1.el9_2.x86_64
現在のバージョンが5.14.0-284.30.1.el9_2.x86_64であることがわかります。
Apacheのバージョン確認コマンド
# apachectl -v
もしくは
# httpd -v
Server version: Apache/2.4.53 (AlmaLinux)
Server built: Jul 1 2023 00:00:00
Apacheのバージョンが2.4.53で、OSがAlmaLinuxで動いていることがわかります。
また2023年7月1日にサーバーが構築されたこともわかります。
PHPのバージョン確認コマンド
# php -v
PHP 8.0.27 (cli) (built: Jan 3 2023 16:17:26) ( NTS gcc x86_64 )
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v4.0.27, Copyright (c) Zend Technologies
PHPのバージョンが8.0.27であることがわかります。
Postfixのバージョン確認コマンド
# postconf | grep mail_version
mail_version = 3.5.9
milter_macro_v = $mail_name $mail_version
Postfixのバージョンが3.5.9であることがわかります。
Dovecotのバージョン確認コマンド
# dovecot --version
2.3.20 (80a5ac675d)
Dovecotのバージョンが2.3.20であることがわかります。
OpenSSHのバージョン確認コマンド
# ssh -V
OpenSSH_8.7p1, OpenSSL 3.0.7 1 Nov 2022
OpenSSHのバージョンが8.7p1であることがわかります。
Mysqlのバージョン確認コマンド
# mysql --version
mysql Ver 15.1 Distrib 10.5.16-MariaDB, for Linux (x86_64) using EditLine wrapper
# mysqld --version
mysqld Ver 10.5.16-MariaDB-log for Linux on x86_64 (MariaDB Server)
※今回はMariaDBがインストールされているため、MariaDBのバージョンが表示されています。
上記についてmysqlコマンドで表示されているものが「クライアント」のバージョン、mysqldで表示されているものが「サーバー」のバージョンとなっているため、必要に応じて確認するようにしましょう。
最後に
バージョン確認コマンドは時々あいまいになることもあるかと思いますので、
こちらのページを参考に確認してもらえると幸いです!
以上、クーでした!