はじめに
皆さんCursorは活用してますか?
ChatGPT等でもプログラムの生成やデバッグはできますが、毎回コードをコピペして貼り付けて・・とか複数のファイルに跨ってたりといった場合には向かない気がするのでプログラマーならGitHub CopilotやCursorがお勧めです。そして、サーバーエンジニアなら直接サーバー内のスクリプトやプログラムを編集したいわけです。
そこで、今回はWindowsでのCursorでのSSH接続方法について解説してみたいと思います。CursorはVSCodeをフォークして作られているので、既にVSCodeを普段から使ってる方は基本的に設定方法は変わらないと思いますので、困る事は無いでしょう。
尚、インストール方法や簡単な使い方は別の記事がありますので、こちらを参照してください。
ssh 用 config ファイルの編集
Cursorを起動すると、「Open project」「Clone repo」「Connect via SSH」のボタンが表示されるので、「Connect via SSH」をクリックします。バージョンによっては「Clone repo」ボタンが無かったりするかもしれません。
クリックすると検索の所に選択肢がプルダウンメニューで出てくるので、「SSH ホストを構成する...」を選択します。
「SSH ホストを構成する...」を選択して、設定するSSHファイルを選択します。C:\Users のファイルで問題ありません。
config ファイルを開いて必要な設定を入れていきます。
config ファイルの設定
config ファイルはRead more とある通りLinuxと同じです。
Host | 人が見てわかるホスト名 |
HostName | IPまはたサーバのドメイン名 |
User | ログインID |
Host server1
HostName 192.168.210.99
User user01
ユーザIDとパスワードで認証しているサーバーの場合はこれで設定は完了ですが、公開鍵認証を使っている場合は、1行追加します。
IdentityFile | ファイルを指定 |
Host server1
HostName 192.168.210.99
User user01
IdentityFile C:\Users\user01\Documents\id_ed25519
完成したら保存して閉じます。
接続してみよう!
「Connect via SSH」をクリックすると、先ほどは出なかった server1 が出るようになったと思いますので選択すると接続を開始します。
初めての接続時には、サーバーOSの種類を聞いてきますので、接続するサーバーのOSを選択します。
接続がうまく完了すれば、後は作業ディレクトリを選択すれば作業が開始でき、そのままCursorを閉じても、閉じた時点の状態までしてくれます。また、接続を切った場合でCursorの起動直後の画面に、Recent projects として出てきますので該当のものを選択すると、接続してディレクトリ移動まで自動的にやってくれます。
尚、 Windows の C:\User\user01\.ssh のフォルダにid_ed25519といった秘密鍵を置いておけば、configファイルのIdentityFileを指定しなくても問題なかったりします。また、構成ファイルを直接編集しなくても、「+新規 SSHホストを追加する...」で追加もできます。
サーバーが沢山あったりする場合は、秘密鍵を .ssh 以下に設置しておくのが便利ですよね。
最後に
Cursorはちょっとしたスクリプトやプログラム、PHP等の言語のバージョンアップで動かなくなった等の支援等々非常に便利で作業効率が大幅アップしますので是非活用してみてください。