生成AIの利用が広がる中で、ChatGPTやClaudeなどを業務で利用する機会もかなり増えてきました。
特にClaudeについては、チャットでの利用だけでなく、Claude Codeを使った開発やModel Context Protocol(MCP)による外部サービスとの連携など、様々な機能が提供されています。
便利な機能が増えている一方で、「Claudeを使い始めたいけど何から学べばいいのか分からない」「Claude CodeやMCPについて体系的に勉強したい」という方も多いのではないでしょうか。
そんな中、AnthropicからClaudeについて学習できる「Claude Academy」が提供されています。
今回はClaude Academyの概要と、どのようなことを学習できるのかについてご紹介します。
Claude Academyとは
Claude Academyは、Claudeを開発しているAnthropicが提供しているオンライン学習サービスです。
Claudeの基本的な使い方から、Claude Code、Claude API、MCPなどについて、コース形式で学習することができます。
単純なClaudeの操作方法だけではなく、AIをどのように活用するかといった基礎的な内容から、開発者向けのAPIやAIエージェントに関する内容まで用意されているのが特徴です。
Claude Academyには大きく分けて、Claudeを利用するためのコースと、Claudeを使った開発を行うためのコースがあります。
記事執筆時点では、例えば以下のようなコースが公開されています。
- Claude 101
- Claude Code 101
- 実践Claude Code
- Claude Platform 101
- Model Context Protocol入門
- Model Context Protocol:高度なトピック
- エージェントスキル入門
- サブエージェントの概要
- Claude APIを使った構築
- Amazon BedrockでのClaude
- Google CloudのVertex AIを使用したClaude
- AI活用力:フレームワーク&基礎

どれも魅力的なコースとなっており、Claudeを初めて利用する方から、Claudeを利用したアプリケーションを開発したいエンジニアまで幅広く利用できそうです。
コース解説
まずはこちらから
まずClaudeを使い始める場合は「Claude 101」が入門コースとして用意されています。

Claude 101では、Claudeとの基本的な会話からプロンプトの作成方法、Projects、Artifacts、Skills、外部ツールとの接続などについて学習できます。
全13レッスンとクイズで構成されており、学習時間の目安は約2.5時間となっています。
普段からClaudeを利用している方であれば知っている内容も多いかと思いますが、Claudeの機能を体系的に確認するという意味では一度受講してみても良さそうです。
生成AIは何となく質問を入力するだけでも回答してくれますが、指示の出し方やコンテキストの渡し方によって回答内容が大きく変わります。
そのため、Claude CodeやAPIなどを利用する前に、このあたりの基本を理解しておくことも重要かと思います。
Claude Codeについて
エンジニアとして特に気になったのがClaude Code関連のコースです。
Claude Academyでは、「Claude Code 101」と「実践Claude Code」というコースが用意されています。


Claude Code 101は全12レッスンとクイズで構成されており、Claude Codeとは何かという基本的な部分から、実際の開発で利用するための基本的なワークフローについて学習できます。
Claude Codeはターミナル上からClaudeを利用して、コードの作成や修正、調査などを行うことができるAIコーディングツールです。
通常のチャット形式の生成AIでは、コードをコピーしてClaudeに渡し、回答されたコードを再度自分で反映するといった作業が必要になります。
Claude Codeではプロジェクトのファイルを参照しながら作業できるため、自然言語による指示から、実際のコードを確認して修正してもらうことができます。
さらに「実践Claude Code」では、Claude Codeをより実践的に利用するための内容を学習できます。
普段Claude Codeを使っているものの、基本的な使い方しかしていないという場合にも参考になりそうです。
MCPについて
Claude AcademyではMCP(Model Context Protocol)についてのコースも用意されています。
MCPはAIモデルと外部のサービスやデータを接続するための仕組みです。
Claude単体でも様々な作業を行うことができますが、MCPを利用することで外部システムの情報を取得したり、外部ツールを操作したりといったことが可能になります。
「Model Context Protocol入門」では、Python SDKを利用してMCPサーバーやクライアントを作成しながら、MCPの基本となるTools、Resources、Promptsについて学習できます。

さらに「Model Context Protocol:高度なトピック」という上級コースもあり、MCPについてより深く学習することもできます。

MCPについては仕様を読んだだけでは実際にどのように利用するのかイメージしにくい部分もあるため、実際に作りながら学べるのは良いと感じました。
Claude CodeとMCPを組み合わせることで、単純なコード生成だけでなく、様々なサービスと連携したAIエージェントとして活用できるため、個人的にもこのあたりは特に学習してみたい内容です。
Claude APIについて
Claudeをアプリケーションに組み込みたい場合には「Claude APIを使った構築」というコースもあります。

こちらは全67レッスン、8つのクイズ、学習時間約9時間となっており、他のコースと比べてもかなりボリュームがあります。
Claude APIの基本的な利用方法だけではなく、プロンプト、Tool Use、RAG、AIエージェント、MCP、本番環境で利用するためのパターンなどを学習できます。
Claudeをチャット画面から利用するだけであればAPIを意識する必要はありませんが、自社サービスにClaudeを組み込んだり、独自のAIツールを開発したりする場合には必要になってくる部分です。
また、AWSを利用している場合には「Amazon BedrockでのClaude」、Google Cloudを利用している場合には「Google CloudのVertex AIを使用したClaude」というコースも用意されています。
例えばAWS環境ですでにシステムを運用している場合には、Amazon Bedrock経由でClaudeを利用する構成も考えられるため、AWSを利用しているエンジニアにとっても参考になりそうです。
最後に
今回はAnthropicが提供している「Claude Academy」についてご紹介しました。
生成AI関連のサービスは機能追加やアップデートのスピードが非常に速く、ClaudeについてもClaude CodeやMCP、Skillsなど様々な機能が登場しています。
新しい機能が出るたびに個別に情報を調べるのも大変ですが、Claude Academyを利用することでClaudeの基本から開発者向けの内容まで体系的に学習することができます。
特にClaude CodeやMCPについては、AIを単純なチャットツールとして利用するだけでなく、実際の開発や業務を自動化していく上でも重要になってくる技術かと思います。
Claudeを使っているけどチャット以外の機能はあまり触ったことがないという方や、これからClaude Codeを使ってみたいという方は、まずは興味のあるコースから受講してみてはいかがでしょうか。
ではまた!

