はじめに
僕はパワポなどのスライド資料作成が大の苦手です。
自分で作成したスライド資料は文字が多くなりがちで、確かに読めば理解してもらえるだろうとは思うんですが、ワードのドキュメントみたいになりがちで、必然的にページ数も多くなり、通してみると冗長だったり、読み辛かったりすることが多く、その手直しにも時間がかかりがちです。
そこで、最近はちょっとしたパワポの資料作成であれば、生成AIを活用することが増えています。
一昔前と言っても、ほんの2年ぐらい前までは、ChatGPTなどでパワポの資料を作成するのは難しかったというか、特に日本語の資料作成はクオリティーが低すぎて使いものにならなかった記憶がありますが、最近では少なくとも僕自身が一から作成するよりもクオリティーが高いものが作成できるようになったと感じています。
そこで今回は、最近の生成AIであればどれくらいのクオリティのスライド資料を作成可能かを試して、比較してみたいと思います。
比較する生成AIたち
今回の比較は以下の生成AIを利用してみます。
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ChatGPT 5.5-Thinking
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Claude Opus4.8(Cowork)
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NotebookLM
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GenSpark AIスライド5.0
スライド作成指示のプロンプト
公平を期すために、各生成AIには同一のプロンプトを使います。
あなたは法人向けITインフラ提案に強いプレゼン資料デザイナーです。
以下の条件で、PowerPointの1ページスライドを作成してください。
・スライドテーマ
中小企業向け「サーバ老朽化対策」の提案スライド
・対象者
経営者、情報システム担当者、総務部門の責任者
・スライドの目的
老朽化したオンプレミスサーバを使い続けるリスクをわかりやすく示し、クラウド移行またはサーバリプレイスを検討すべき理由を伝える。
・スライドに必ず含める内容
タイトル
老朽化サーバを使い続ける主なリスク
障害発生リスク
セキュリティリスク
保守切れ・部品調達困難
業務停止による損失
対策の選択肢
クラウド移行
新サーバへのリプレイス
ハイブリッド構成
意思決定を促す一言メッセージ
一般論ではなく、実際の法人向けサーバ提案資料として使える品質を目指してください。
上記プロンプトで各生成AIにパワーポイントの1ページ資料を作成してもらいました。
なお、各AIの試用モデルは本検証時点で最新かつ可能な範囲で上位モデルを利用しています。
ChatGPT-5.5 Thinking
まずはChatGPTからです。

どうでしょうか。前述のプロンプトだけでこれぐらいのスライドを作成してくれます。
記載の内容にも特に違和感がありません。線と文字が被っているなど、多少手直しした方が良いかなとは思いますが、伝えたい内容は結構まとまっていると思います。
見栄え的には、個人的な主観で言えば、まぁ及第点かなという感じです。少なくとも僕が自分で作成する資料よりかは見やすいなと感じました。
Claude Opus4.8 (Cowork)
続いては、Claude Opus4.8です。Cowork経由で使ってみました。

非常によくまとまっていると思います。個人的な主観になりますが、ChatGPTで作成したものよりも分かりやすく説明されていると感じます。
こちらも下部の青枠とその上部のパーツが被っているなど、多少の手直しは必要かと思いますが、このまま使っても違和感ないレベルになっていると思います。
デザイン的には、僕の中では合格点です。僕自身だとこんな綺麗なスライドは作れないです。
NotebookLM
続いてNotebookLMです。

流石というか、見た目のインパクトはピカイチです。なんかめっちゃすごそうに見えます(笑)
実際に記載の内容について特に違和感もありません。
ただ、一点致命的な課題があります。Notebookはパワーポイント形式でのファイル出力自体は可能ですが、スライドを構成する各パーツが画像になっているので、ちょっとした文字修正などを手作業で行うことができません。最近になって編集できる機能が搭載されましたが、それもプロンプト経由で「このページのこのテキストを〇〇に変更して」みたいな使い方になるため不便です。
また、これは日本語出力特有の問題かもしれませんが、度々中華フォントっぽいのが使われるので、読めはしますが、よく見ると違和感を感じる文字が多かったりします。
デザイン的には申し分ないので、手動で編集可能になると良いなと思います。
GenSpark AIスライド5.0
最後はスライド作成と言えば。というぐらい有名なGenSparkです。

スライド作成に定評がるGenSparkですが、流石というか見た目は素晴らしいです。
記載の内容も少し偏っている感はありますが、違和感を感じる程の内容ではありません。
まとめ
今回は4つの生成AIサービスを利用して、同じプロンプトからどの程度のパワポスライドが作成できるかを試してみました。
僕の個人的な評価は以下の通りです。

いずれの生成AIもレベルの高いスライド資料を作成することができました。
実用性の観点でいえば、NotebookLMが修正やフォントの部分で少し使いづらいと感じたので、△にしていますが、プロンプトによってある程度補正できるので、見た目等のインパクト重視のスライドを作成したい場合は選択できるかと思いました。
個人的には現時点だとClaudeが作成したものが一番好みで実用性も高いと感じました。
ただ、このあたりも日進月歩で進化しているので、来月比較すると全く違う結果になっているかもしれません。この進化の速度が生成AIのすごいところだと感じています。
いずれにしても、どの生成AIを使っても、やはり僕が自分で一から資料を作成するよりもスピード、クオリティ共に高いものが作れるので、自分が苦手なことに時間をかけて作るよりも効率は非常に良いと感じました。

