回線速度が遅い理由、「二重ルーター」かもしれません

N
2022-10-17
2023-06-09
目次

こんにちは。
駆け出しエンジニアのNです。

入社時からコロナ禍の影響もあり、弊社では
在宅勤務が導入されていました。

そんな中一つの悩みが出てきました。
自宅の回線速度が遅い、、、ということです。

Teamsでの会議や、特定の時間帯になると、画面が固まりVPNが落ちることもしばしばありました。

業務でネットワークに携わり始めたこともあり、
自宅のネットワーク構成を見直そう!と思い立ちました。

 

まずは現状の確認

自宅のリビングを確認すると以下の2台が設置されていました。

・ルーター(NEC製)×1
・ONU×1

この時点でお分かりの方もいるかもしれません、、
いわゆる「二重ルーター」とよばれる状態です。

さっそく、解消していきたいと思います。

ONUとは
光回線の終端装置と呼ばれ、光信号とデジタル信号間の変換を行う装置です。
パソコンはデジタル信号は認識できますが、光信号は認識できません。
逆もしかりで、光信号が通る光ファイバーはデジタル信号信号を認識できません。
そのため、光回線を利用してインターネットを利用するには、
互いの信号を翻訳する存在が必要です。
そこで登場するのがONUです。

 

我が家では光回線にドコモ光を使用しているので、
ONUとよばれる装置が配布されています。

配布されたONUは以下のものです。
・PR-500KI

こちらはルーター機能も兼ね備えたモデルでした。
(ホームゲートウェイとも呼ばれるものです)

NECのルーターはルーター機能をONにしていたので、
自宅ネットワーク内に2つルーターが存在することが、
通信速度の低下を招いていることがわかりました。

解決策

最も簡単である、NECのルーターのルーター機能をOFFにし、
ブリッジモード機能をONにすることにしました。

この状態だと、ルーター機能はONUが担い、有線LANやWi-Fi接続機能はNECのルーターが担う状態になります。

ブリッジモードへの切替は、
背面のスイッチもしくはウェブブラウザから管理画面にログインし、
設定を変更する必要があります。

※「二重ルーター」問題が解消されてからは一定以上の速度が出るようになりました...!!

スクリーンショット (628)


以上が二重ルーターの解消方法となります。
少しは快適な在宅勤務になりそうです。。