モータースポーツ!?から学ぶAWS ②

先日、"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース のチケットが発売され
モータースポーツが賑わいを見せるなか、今回「モータースポーツ!?から学ぶAWS」の
第二弾となります。

今回はF1に利用されているAWSサービスが何をしているのか、
どのようなサービスなのかを調べてみました。

F1とAWSF1とAWS

Amazon API Gateway

Amazon API Gatewayはフルマネージド型サービスで、簡単に API の作成&管理ができるサービスです。外部からのデータを一手に引き受けて、バックエンドのサービスに繋げてくれる窓口のような存在です。

主な機能としては、バックエンドのサービスにルーティングしたり、認証したり、アクセス制御したり、リクエストとレスポンスを変換したりできます。またAPIの監視と分析、APIバージョン管理なども行えます。

そして、Amazon API Gatewayには最低料金や初期費用はありません。受け取ったAPI呼び出しと送出したデータ量の分だけ支払うといった料金モデルになります。

F1では外部から走行データや天候などの情報を受け取り、バックエンドにいるAWS Lambdaに連携しています。そして、AWS Lambdaから返ってきた結果を整備のテクニカルメンバーや視聴者などに送っているようです。

AWS Lambda

AWS Lambdaはサーバーレスなイベント駆動型のコンピューティングサービスで、開発したプログラムのコードを実行してくれるサービスです。Webサーバーなどの実行環境を準備しなくてもよいため、開発者はプログラムの実装だけに注力することができます。

具体的にAWS Lambdaは、何らかのイベント(トリガー)に応答してあらかじめ設定したコードを実行します。例えば、Amazon S3へのファイルのアップロード、Amazon DynamoDBのデータ変更、Amazon API Gatewayへのリクエストなど、様々なイベントに対して自動的に処理を実行できます。

またサポートしている言語は、Java、Go、PowerShell、Node.js、C#、Python、Rubyとなっています。

F1ではAmazon API Gatewayを通じてクライアントからのリクエストを受け取り、AWS Lambdaでデータの変換、フィルタリング、集計など様々な処理を行った後、結果をAmazon API Gatewayにレスポンスとして返していることが分かります。

Next

では次回は「Amazon CloudWatch」「Amazon DynamoDB」について
詳しく調べていきたいと思います。

鈴鹿8耐がいい日になりますように!ではまた次回お会いしましょう!