数か月前にネットワーク機器のリプレイスに少し関わったのをきっかけに、スイッチで何かしてみたいなと思いました。ご隠居スイッチを見つけて触ってOKの許可を得たので、今回はVLANの設定をしていきます。
利用機器
HP 2510G-24 Switch
設定内容
スイッチに設定するVLANの詳細は以下になります。
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VLAN ID:10
ポート種別:アクセスポート
ポート:1-10
IP:192.168.100.1
セグメント:255.255.255.0
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設定方法
まずはスイッチに接続し、configモードに移動します。
show vlanコマンドで設定状態を確認します。
SWITCH# configure
SWITCH(config)# show vlan
Status and Counters - VLAN Information
Maximum VLANs to support : 8
Primary VLAN : DEFAULT_VLAN
Management VLAN :
VLAN ID Name Status Voice Jumbo
------- -------------------- ------------ ----- -----
1 DEFAULT_VLAN Port-based No No
101 VLAN101 Port-based No No
160 VLAN160 Port-based No No
コマンドを実行すると、Management VLANの項目にすでに登録されているVLANが表示されています。
ここに新たにVLAN 10を追加するため、vlanコマンドを実行します。
SWITCH(config)# vlan 10
実行後にプロンプトがSWITCH(vlan-10)に変わっていることが分かります。
再度show vlanで確認してみると新たにVLAN 10の列が追加されました。
SWITCH(vlan-10)# show vlan
Status and Counters - VLAN Information
Maximum VLANs to support : 8
Primary VLAN : DEFAULT_VLAN
Management VLAN :
VLAN ID Name Status Voice Jumbo
------- -------------------- ------------ ----- -----
1 DEFAULT_VLAN Port-based No No
10 VLAN10 Port-based No No
101 VLAN101 Port-based No No
160 VLAN160 Port-based No No
VLAN名の変更
設定されているVLANの一覧からわかる通り、デフォルトの名前は「VLAN10」となっていますが、好きな名前に変更してみます。
SWITCH(vlan-10)# name test-vlan
showコマンドで確認すると、VLAN10のName欄が変更されました。
SWITCH(vlan-10)# show vlan
Status and Counters - VLAN Information
Maximum VLANs to support : 8
Primary VLAN : DEFAULT_VLAN
Management VLAN :
VLAN ID Name Status Voice Jumbo
------- -------------------- ------------ ----- -----
1 DEFAULT_VLAN Port-based No No
10 test-vlan Port-based No No
101 VLAN101 Port-based No No
160 VLAN160 Port-based No No
ポートの指定
追加したVLANに、使用するポートを割り当てます。
ポートには大きくアクセスポートとトランクポートの2種類ありますが、今回はアクセスポートを設定します。untaggedコマンドで1-10のポートを指定します。
SWITCH(vlan-10)# untagged 1-10
IPアドレスの指定
VLAN10に対して、以下のIPアドレスとサブネットマスクを指定します。
SWITCH(vlan-10)# ip address 192.168.100.1 255.255.255.0
ここまでの設定内容を保存しておきます。
SWITCH(vlan-10)# write memory
ここまで設定した内容を確認するため、show running-configでVLANの詳細を表示してみます。
SWITCH(vlan-10)# show running-config
Running configuration:
; J9279A Configuration Editor; Created on release #Y.11.12
hostname "SWITCH"
snmp-server community "public" Unrestricted
:
:
:
vlan 10
name "test-vlan"
untagged 1-10
ip address 192.168.100.1 255.255.255.0
exit
ip authorized-managers 192.168.0.0 255.255.0.0
vlan10の欄に、指定したIPやポートが設定されていることがわかります。
疎通確認
今回の場合はスイッチと端末間で疎通できるか確認します。
端末側では、VLANに設定したサブネットマスクの範囲内のIPを手動で割り当てます。
設定に成功していれば、コマンドプロンプトなどで192.168.100.1宛にpingを実行すると、パケットの応答が返ってくるかと思います。
まとめ
ここまで、VLANの設定を行いました。
単に疎通を試してみるためざっくりとした設定を行いましたが、他にどのような設定ができるのか色々試してみたいと思います。

