「v0」というサービスをご存知でしょうか?
活用することで迅速かつ直感的にUIとコードを生成でき、開発効率が飛躍的に向上します。
今回はv0の登録方法と簡単なUI作成例をご紹介します。
v0とは
v0は、Next.jsを提供していることで知られるVercel社が提供する最新のフロントエンド知識を備えたLLM(大規模言語モデル)チャットサービスです。
このツールは、ユーザーが望むデザインを瞬時に生成する能力を持っており、開発者やデザイナーにとっての強力なアシスタントとなります。
具体的には、作成したいサービスのスクリーンショットをアップロードすることで、瞬時にそのデザインを再現したり、新しいUIの提案を行ったりします。
v0への登録
利用開始は非常にシンプルで、メールアドレスやGitHubアカウントを使って登録ができます。
今回はGitHubアカウントで登録しました。
使ってみる
登録完了後、画像のテキストボックスにプロンプトを入力して実行するだけで、すぐにUI生成が実行されます。
「YouTubeのようなUIのサイトを構築してください」と指示してみました。
数秒でUIとコードを表示してくれました!
Reactを含むTypeScryptファイルの.tsx拡張子のファイルで作成してくれてます。
次にスクリーンショットからUIの作成を依頼します。
添付ファイルを貼付け、プロンプトとともに弊社エンジニアブログのようなサイト作成を依頼します。
UIとコードが表示されましたが、現段階では表示幅によって表示が崩れているようです。
レスポンシブルデザインに対応させ、表示幅によって画像の表示数も変更するように指示します。
狙った通りに修正され、コードにも反映されました!
このように簡単にレスポンシブルデザインに対応させることができるので、SEOの強化目的でも活用いただけます。
生成したコードを商用利用することも可能ですが、他者が作成したデザインを読み込ませて生成した場合は元のデザインに類似する可能性があるため、著作権関係には十分注意する必要があります。
プランと料金体系
プランにはFreeプラン、Premiumプラン、Enterpriseプランがあります。
プラン | 料金 | 毎月のクレジット数 | 特徴 |
Free | 無料 | 200クレジット | 少量のUI生成向け |
Premium | 月額20ドル | 5000クレジット | 小規模チームに適したプラン |
Enterprise | カスタム価格 | カスタマイズ可能 | 大規模プロジェクトや企業向け |
各プランにはそれぞれ異なる量のクレジットが割り当てられており、UIの生成やコードの出力等の使用量に応じて消費されていきます。
最後に
自然言語から迅速にUIとコードを生成、修正することができ、多くのサービスを行き来することなくv0ひとつでフロントエンド部分が完結します。
フロントエンド開発以外にもSEOの強化に役立てることもでき、今後はより多くのフレームワークにも対応する予定のようです。
活用することでデザイン作成スピードを加速させ、プロジェクトを効率的に進めることができるかと思いますので、ぜひみなさまも活用ください!