ネットワーク検証環境を作成してみた 端末接続編_006

テクノキャット
2023-02-06
2023-06-09
目次

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はじめに

「ネットワーク検証環境を作成してみた 仮想ルータ基本設定編_005」 

実際に作成した仮想ルータ経由でインターネット接続のする方法を記載いたします。

構成・手順

検証構成

今回の検証構成としては以下のような一般的なネットワーク構成を用いてPC01・P02からインターネットへ接続する形とします。

・PC01 192.168.122.1/24   ・PC02 192.168.122.2/24

・DefaultGateway 192.168.122.254/24

※前提条件

 ・PC01・PC02とVyos間は直接もしくはスイッチングハブなどで接続されていること

 ・PC01/PC02はWindows10で説明しております。

 ・VyOSからインターネット接続用のグローバルアドレスがあること

PC01 --eth2-- Vyos --eth0-- Internet
        |
PC02 ----

手順

まずはPC01/PC02->Vyosを接続するためのルータ側の準備を行います。

# set interface eth2 address 192.168.122.254/24
# commit
# save

PC01とPC02は以下の情報を設定する。

■PC01

■PC02

VyOSよりDNSが引けるよう設定を行います。

# set service dns forwading allow-from 192.168.122.0/24
# set service dns listen-addfress 192.168.122.254
# set service dns forwading name-server 8.8.8.8
# commit
# save

以下のような設定をすることにより、PC01/PC02に割り当てられている「192.168.122.0/24」のセグメントからインターネットへ接続できるようになります。

# set nat source rule 1 outbound-interface eth0
# set nat source rule 1 source address 0.0.0.0/0
# set nat source rule 1 translation address 219.99.xxx.xxx
# commit
# save

最後に

今回はルータ設定の中では一般的なネットワーク設定となりましたが、上記のコマンドとPC設定により実現可能となります。これ以外にも様々なルータ機能があるため実際にVyOSをインストールして試してみてはいかがでしょうか。