初めてブログを投稿する「テクノキャット」です。
ブログを投稿するにあたって色々な投稿ネタはありましたがやはり原点回帰ということとちょうどネットワーク検証環境を作成しようと思っていたため本ブログを通して何かの参考になればと思っております。
※間違った設定・考え方があるかもしれませんがその際は温かい目で見ていただけると助かります。
仮想ルータ(Vyos)とは?
今回紹介する仮想ルータ(VyOS)というのは昔「Vyatta」という仮想ルータがありましたが「ブロケードコミュニケーションズ」に買収され有償化されたため、その無償版として新たにVyOSが登場したという歴史があります。
Vyosを選んだ理由
なぜYAMAHAやCiscoなどの有名な物理ルーターを使わずに仮想ルーターを選んだかを以下に説明させていただきます。
気軽に試せる |
仮想ルーターは使用していないPCやKVM・Vmwareなどの仮想基盤にインストールすることにより簡単に小規模・大規模なネットワークの設計、試験が可能である。 |
コマンド体系 |
VyOSはJuniperのコマンド体系によく似ているためJuniperのナレッジの一部を流用することもできる。 |
さまざまなハードウェアに対応 | KVM・Vmwareなどの仮想基盤・任意のx86サーバに対応可能 |
充実の機能 | 最低限のルーター機能である、IPv4およびIPv6ルーティングはもちろんのこと、Webフィルタリング(パケットフィルタリング、 URLフィルタリング)、IPSecとSSL OpenVPN、フェイルオーバー、ステートフルファイアウォール、WAN負荷分散、T3までのWANインターフェースサポートなど、既存の商用ルータと同等の各種機能を提供 |
VyOSのプラン・サポート
Vyosの公式サイトを見るとプランとサポートで大きく2つのサービスに分けれており、
プランは「Global」・「Corporate」・「Rolling Release」3つのプランに分かれており、 今回紹介するプランは「Rolling Release」を使用することとなります。
プラン
Global |
有償 |
・単一の地理的子会社内での無制限の展開 |
Corporate |
有償 |
・複数の地理的子会社内での無制限の展開 |
Rolling Release | 無償 |
・VyOS ナイトリー ビルドは、現在のブランチから毎日自動的に生成されます。これらには、メンテナーとコミュニティの貢献者からの最新のコードがすべて含まれています。 |
サポート
Mission Critical |
有償 |
・1 つの HA ペア (VRRP 内の 2 つのルーター) |
Production |
有償 |
・1 つの HA ペア (VRRP 内の 2 つのルーター) |
Standard | 有償 |
・1 つの HA ペア (VRRP 内の 2 つのルーター) |
実際に上記の表で見ると、サポートは必要に応じて組み合わせとなると思いますが、プランは主に「LTS Release(安定版)」と「Rolling Release(断続更新版)」とサポート内容・カスタムイメージ取得で有償か無償が異なってくるみたいです。
終わりに
次回は、実際にVyosのイメージダウンロードの部分を説明したいと思います。