SSL証明書情報がESETのルート証明書になってしまう対策

UH
2023-07-03
2024-10-24
目次

ウイルス対策ソフトを使用していると、SSL証明書情報がウイルス対策ソフトのルート証明書で上書きされていて、本来のSSL証明書情報が確認できない場合があります。

今回は、ウイルス対策ソフトがESETの場合について、本来のSSL証明書情報が確認できるように設定変更していきます。

SSL証明書の確認

SSL証明書情報の確認(変更前)

ドメイン横の鍵のアイコンクリック→「安全な接続」からSSL証明書情報を確認

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ssl002_2

 

「詳細を表示」からも同様に確認できる。ssl003-1

証明書情報がセキュリティ対策ソフト(今回の場合はESET, spol. s r.o.)になっている。

本来の証明書情報が確認できるように設定する。

ESETの設定

メニュー→設定→詳細設定

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WEBとメールのメニューからSSL/TLSの項目

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「SSL/TLSプロトコルフィルタリングを有効にする」が有効になっているので、チェックを外して無効に変更し、OKを選択する。

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本設定変更により対象のWebサイトに対するSSL/TLS通信検査は行われなくなりますが、対象のWebサイトよりダウンロードするファイルはリアルタイムファイルシステム保護機能(ファイルの作成/オープン/実行時にファイルを検査する機能)にて、ご利用の端末は常時監視されております。

変更後の確認

ブラウザをキャッシュ削除、リロードして確認すると、更新されていることがわかる。

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証明書情報がESETから本来のものになっている。

以上、本来のSSL証明書情報を確認する手順の説明でした。