どうも、エンジニア2年目、クーです!
今回はSPFレコードって何?(設定編)と題しまして、SPFレコードの設定方法や書式について まとめていこうと思います!
本記事はSPFレコードって何?(役割編)の続きになりますので、よかったら前回の記事を読んでから読んでいただくとわかりやすいかと思います!
早速SPFレコードの設定方法について見ていきましょう!
SPFレコードの設定
SPFレコードはDNSレコードの一種になりますので、DNSレコードに追加する形で設定を行うことになります。
DNSレコードにはAレコード、MXレコード、TXTレコードなどいろいろな種類がありますが、SPFレコードはTXTレコードとして登録するレコードになります。
なのでSPFレコードを登録する際はTXTレコードとしてDNS情報に追加してくださいね!
ここまでで、じゃあ具体的に何を登録するのかという話になりますよね。 ということで次はSPFレコードの書式について見ていきましょう!
SPFレコードの書式
基本的なSPFレコードの書式は以下になります!
<ドメイン名> IN TXT “v=spf1 <限定子> <機構> ”
各要素の意味については下記のとおりです。
<ドメイン名> :SPFレコードを設定したいドメイン名<限定子> :設定した送信サーバーの情報に当てはまった場合の挙動を記載
<機構> :SPFレコードとして挙動を設定したい内容を記載
ここで特に難しいのが機構だと思います。
機構については指定の方法がいくつかあります。
基本的なものについて下記に指定方法を記載しますので参考にしてみてください。
IPで指定:
ip4:<IPアドレス>Aレコードで指定:
a:<Aレコードを参照するドメイン名>MXレコードで指定:
mx:<mxレコードを参照するドメイン名>別ドメインのSPFレコードの設定を参照:
include:<SPFレコードを参照するドメイン>全てのドメインを指定:
all
ここで気を付けたいのがincludeなどでドメインのレコードを参照する場合です。
上記の参照回数が合計で10回を超えてしまうと正常に動作しないので注意してください!
ここまでの説明だけではかなり難しいかと思うので、具体的に条件を決めて設定を作ってみます!
まず、対象のドメインをexample.comとします。
ここでexample.comのAレコードのサーバーから送られたメールのみを送信元として認めます。
そしてexample.com以外から送信されたメールは不正なメールとして処理したいです。
以上の条件で設定を作成すると下記のようになります。
example.com. IN TXT “v=spf1 +a:example.com -all”
このようにSPFレコードは設定したい条件を組み合わせることで作成ができますので、
各条件に対して適切な設定を登録していきましょう!
最後に
これにてSPFレコードって何?(設定編)の解説は終わりです!
SPFレコードの登録に失敗すると、メールが送信できないケースが発生するかもしれません。
今回の設定方法を確認して、正しくSPFレコードを登録できるようになりましょう!