PowerAutomateを使ってファイルアップロード時にTeamsに通知する

b-men
2024-06-27
2024-06-27

はじめに

こんちには。
今回は業務上Microsoft PowerAutomateを使う機会があったので、備忘録を兼ねて実施した内容を残しておきたいと思います。

今回やりたいこと

  • 定期的にSharePoint上にファイルが置かれるので、各メンバーにアップロードされたことを伝えたい
  • その連絡を毎回するのは大変なので自動で通知したい

試したみた

Microsoft PowerAutomateは初めて使うのですが、こんな初心者な筆者でも利用できるように「テンプレート」が存在するようです。
PowerAutomate-1

検索窓で「アップロード 通知」で調べると、なんと今回のやりたいことと合っている「特定のドキュメントがアップロードされたときにチームに通知する」が存在するではないですか!
PowerAutomate-2

選択してみると下記のような画面になり、緑のチェックが付くと使えるようになるみたいです。
PowerAutomate-3

「続行」ボタンをクリックすると以下のような画面が出ます。
エラーが出ているので上から順に設定していきます。まずはSharePointをクリックします。
PowerAutomate-4

パラメータの設定メニューが出てきたので、各項目設定していきます。
PowerAutomate-5

  • サイトのアドレス:ファイルが置かれるチームサイトのURL
  • ライブラリ名:「ドキュメント」と書いてください
  • 詳細パラメータのフォルダー:ファイルが置かれるフォルダー

これだけ書いたらSharePointの設定はOK。次は「通知する条件」を設定します。
「Post messageScope」を選択します。
以下のような形で条件を設定します。この設定だと「ファイル名にテストが含まれる場合」になります。
containsの左側が見えないけど「body/{Name}」となっています。
PowerAutomate-6

次はTeamsの設定です。同じようにクリックして見ましょう。
PowerAutomate-7

  • 投稿者
    FlowBot:フローボットとして投稿
    User:ユーザー(フローの作成者)として投稿

  • 投稿先
    Channel:チャネルに投稿
    Chat with Flow bot:個人間チャットに投稿
    Group chat:グループチャットに投稿

  • Team
    投稿先に「Channel」を選択した場合に表示、通知先のチームを選択
  • Channel
    投稿先に「Channel」を選択した場合に表示、通知先のチャネルを選択
  • Group Chat
    投稿先に「Group chat」を選択した場合に表示、通知先のグループチャットを選択
  • Recipient
    投稿先に「Chat with Flow bot」を選択した場合に表示、通知先のメールアドレスを選択
  • Message
    通知する内容を記載

今回はちゃんと届くかどうかテストをしたいので、以下のような設定を行いました。
PowerAutomate-8

ここまで出来たらテストしてみましょう。画面右上の「テスト」メニューをクリックし手動でフローのテストを実施します。「手動」を選択後「テスト」ボタンをクリックします。
その後、先ほどSharePointの設定で指定したフォルダにファイルを置いてみます。

以下の通り、通知が来ましたね!
PowerAutomate-9

こんなに簡単に自動でTeamsに通知することができました!
条件や設定によっていろいろ応用ができそうなので、もう少し勉強してみたいですね。