はじめに
今回は何かと便利なSCPコマンドの使い方について紹介しようと思います。
SCPコマンドとは?
SCPはSSHプロトコルを使用しコンピューター間でファイルを安全にコピーするためのコマンドとなります。
SCPコマンドの使い方
使い方自体はとても簡単で以下のルールに従って実行すればよいです。
scp オプション コピー元 コピー先
ここで、リモートサーバのファイルをアップロードしたりダウンロードする場合は、以下のようにリモートサーバを指定して実行します。
「ユーザ@IPアドレス:コピー元(もしくはコピー先)」
ファイルアップロードの場合:
scp コピー元 ユーザ@IPアドレス:コピー先
ダウンロードの場合:
scp ユーザ@IPアドレス:コピー元 コピー先
コマンドの例:
scp ./test.txt test@192.168.1.10:~/
よく利用するオプション
以下はSCPコマンドでよく利用するオプションとなります。
オプション名 | 説明 |
-r | ディレクトリを再帰的にコピーする |
-P | SSHに使用するポート番号を指定します(デフォルトは22) |
-i | SSHに使用する秘密鍵のパスを指定します |
-C | 対象ファイルを圧縮し転送します |
-l | 転送速度の制限を指定できます |
-v | コマンド実行の詳細情報を出力します |
おわりに
ふとした時に使用することがあるので、覚えておけばもしかしたら便利かもしれません。
コマンドなどに馴染みが無い場合、ちょっと複雑そうに見えるんですが、ルールさえ覚えれば使えるようになるかと思います!