はじめに
Linuxシステムを長年運用しているとルートファイルシステムの異常などでOSそのものが起動しなかったり管理用のパスワードを忘れてしまったりといった事があるわけです。
そういった場合にCD/DVDからレスキューモードを使って復旧させることができます。
今回はレスキューモードの起動方法を紹介したいと思います。
OSインストール用CD/DVDから起動する
通常のOSをインストールする様にOSをインストール用のCD/DVDを起動します。
起動すると Troubleshooting > という項目が一番下にありますので、選択します。
Troubleshooting のメニューに入りますと、Rescue a AlmaLinux system の項目がありますので、そちらを選択します。
暫く待っていると幾つか選択肢が出てきますが、入って居るシステム(OS、ファイルシステム)に問題ない状態であれば、1) Continue を選択します。
このまま chroot /mnt/sysroot と実行すれば元々ストレージにインストールされているOSが動いているような状態で操作する事ができるようになり、入っているファイルも参照、変更する事ができます。
管理用のパスワードを変更したりといった事も何時もどおりに操作できます。
最後に
今回は正常なシステムでのレスキューモードを使った操作の紹介となりますが、電源喪失やハードウェアの障害等でのファイルシステムに異常が起こり、通常通りOSが起動しない場合などでのレスキューモードを使った復旧方法もご紹介したいと思います。