こんにちは。ごえです。今回はQRコードを作成するコマンドを紹介します。
今回の検証環境であるAmazon Linux 2023「qrencode」というコマンドを使うのが簡単です。
インストール
sudo yum install -y qrencode
QRコードを画像で作成
qrencode -o qr.png "https://future-s.com"
(-o オプションで、出力するQRコードのファイル名を指定できます)
このコマンドを実行すると、カレントディレクトリに `qr.png` というファイルが作成されます。

完成したQRコードはこちら

スマホなどで読み取ると、「https://future-s.com」のリンク先にアクセスすることができます。
オプション
・画像を大きくする(-sオプション)
以下のようにブロック数を大きく指定することで大きな画像での出力ができます。
qrencode -s 10 -o qr-big.png "https://future-s.com"
・テキストファイルの中身をQRコードにする
-r test.txt で指定したファイルの中身を読み取り、QRコードにします。
qrencode -o qr-txt.png -r test.txt
実際に「https://www.future-s.com/service/」と表記されたファイルを読み取り、
QRコード化してみます。
https://www.future-s.com/service/

上記のQRコードが出力され、テキストファイルの中身がQRコードになりました。
標準出力の内容をQRコード化
標準出力の内容をQRコードにしてみます。
以下のように、改行を含むテキストファイルを用意します。
abc
123
AAA
BBB
次に、以下のコマンドのようにパイプで繋いでQRコード化します。
cat test.txt | qrencode -o qr-cat.png

生成されたQRコードは以下です。
実際にスマホアプリで読み取ると、以下のように改行を含んだテキストが表示されました。

URLなどを一時的にスマホで確認したいときに便利です。
ちょっとしたリンク共有や開発時のメモに、ぜひ活用してみてください。

