今までオンライン会議でイヤホンを使う推奨をしておりましたが、
イヤホンを会議で使用する最大の問題と感じるのがマイク音質です。
前回紹介した「KZ Gale」のマイクはリモコン部分の両側にマイクがあり、
まだ音質が良い方ですが、やはりケーブルの中間にあるため、
音がひろいきれていない場合があるかと思います。
そこで音の部分はイヤホンで、マイク部分はワイヤレスピンマイクを
使用する方法を思いつきました。
Youtuberが会話を録音する時に使用する「DJI Mic 2」などは4万円弱もするのですが、
中国製のワイヤレスピンマイクだと2000円と少しで売っておりますので、
こちらを試してみます。
「Warm Box Wireless Lavalier Microphone」
だいたい【2025新型】【令和最新版】とか書かれてるのはヤバい商品が多いのですが、
今回は実験です。
-----------------------------------------------------------
商品自体の紹介の前に、イヤホン+ワイヤレスピンマイクのメリットを再度お伝えします。
ヘッドセットだと長時間の会議で耳が抑えられて痛い、髪型が崩れるなどのデメリットがあります。
イヤホンだとヘッドホンに比べて長時間でも疲労が少ないです。
(耳穴に入れるインイヤータイプではさらに長時間だと痛くなってしまう可能性はありますが・・・)
ただイヤホンタイプの付属マイクはヘッドセットのインカムのように口前にマイク部分がないため
どうしても会話音が小さく相手に聞き取りにくくなってしまいます。
ワイヤレスピンマイクは口元の下あたりの胸元にクリップで止められますので、
構造的には会話の声をちゃんと集音して相手に伝えられるということになります。
確認ポイント①
ノイズキャンセリングが効いているので環境音が入らない
安物のヘッドセットなどはマイクにノイズキャンセリング機能がないので、
キーボードの音や、移動音、道路の車の音、壁の反響など会話以外のノイズをどうしても拾ってしまいます。
チャットソフト側でノイズキャンセリング機能がある場合がありますが、
こちらが会話の話し始めが消こえないなどの誤動作の場合もあります。
マイクのハード側でそれなりのノイズキャンセリング機能があるだけで、
聞き手側はかなり会話が聞き取りやすい状態になります。
こちらの商品も必要十分のノイズキャンセリング性能がありました。
会話相手にもノイズキャンセリングが効いている方が話が聞きやすいとのことでした。
確認ポイント②
簡単接続
パソコンのUSBに受信器部分を指すだけでマイクとして認識されます。
マイク部分の電源を忘れがちですが、ピンマイク側の電源を入れ、
マイクデバイスを「USBAudio1.0」に変更するだけでチャットに音声が伝わります。
確認ポイント③
価格が安い
毎回中国製品ならではですが、現時点で2,199円とかなり安い価格です。
セールだともっと安くなるかもしれません。
スポンジタイプのポップフィルター(吹き込み音防止)もついています。
またUSB Type-CのType-A変換アダプタもついておりますので、あらゆるPCで接続可能です。
Type-Cから Lightning単位への変換アダプタもついておりますので、
古いiPhoneでも使用可能です。
確認ポイント④
バッテリ長時間利用可能
メーカー記載で7時間連続使用とのことです。
オフにするのを忘れていてもだいたい1日ぐらいは持つのではと思われます。
ちなみにオンライン会議用途の説明でしたので、省いておりましたが、
マイクは2個ついており、2人の対談などを録音する際にも利用できます。
マイクに防風毛ヘッドもついておりますので、野外での会話収録も可能です。
マイナスポイント
クリップ部分が短いので、服の前立て部分に止める場合は端のぎりぎりになります。
マイクに接触することで、落ちてしまう可能性があります。
たったり座ったりする動作が多い場合は、このクリップでは心もとないかと思います。
-------------------------------------------
というわけで格安中華製ワイヤレスマイクですが、問題なく
オンライン会議で利用できるという結論になりました。
マイク音質に不満がある場合は大いに音質改善になるかと思います。

