はじめに
Magentoを運用していると、
URL変更や商品整理の影響で URL Rewrite が徐々に溜まっていき、
そろそろ整理したいと感じる場面が出てきます。
ただし、本番環境でURL Rewriteを削除する際は、
・404エラーの発生
・意図しないリダイレクト切れ
・SEO影響
など、影響範囲が見えにくいのが悩ましいところです。
「このRewrite、本当に消して大丈夫?」
と迷ったときに、最低限確認しておきたいポイントを今回まとめてみました。
① 自動生成か、手動作成か(is_autogenerated)
まず最初に確認したいのが、
そのURL Rewriteが Magentoによって自動生成されたものかどうかです。
※詳細は前回の記事を参照
確認方法
DBの url_rewrite テーブルで
is_autogenerated カラムを確認します。
・1:Magentoが自動生成
・0:管理画面やAPI等で手動作成
判断の目安
・自動生成(1) → 商品・カテゴリ保存時に再生成される可能性あり
・手動作成(0)
→ 過去のURL移行やキャンペーン対応の可能性あり
特に手動作成したURL Rewriteは、
何らかの意図をもって作られている可能性が高いため要注意です。
② 現在アクセスされていないか
管理画面上では不要に見えるURLでも、
実は外部からアクセスされていた、というケースは少なくありません。
確認ポイント
・Google Search Console で該当URLへの流入がないか
・Google Analytics で直近のアクセスが残っていないか
・サーバーのアクセスログに該当パスが出ていないか
もしアクセスがある状態で削除すると、
ユーザーは即404画面を見ることになります。
301リダイレクトが設定されている場合は、
SEO対策として使われている可能性もあるため、
「今も使われているか」は一度確認しておくと安心です。
③ リダイレクトのつながりを確認する
URL Rewriteは単体ではなく、
他のRewriteとつながっていることがあります。
例:
・A → B(別のURL Rewrite)
・B → C(今回削除予定のURL Rewrite)
この場合、B → C のリライト設定を削除すると
Aからのアクセスが行き場を失ってしまいます。
確認ポイント
・削除予定のリライトの リダイレクトパス(request_path) が
他のリライトの 対象パス(target_path) に使われていないか
・意図せず「中継点」になっていないか
※対象パス/リダイレクトパスは、管理画面の URL Rewrite一覧から確認できます(次項参照)。
URL Rewriteが多い環境ほど、
このパターンは意外と起こりがちです。
URL Rewriteの削除方法
不要なURL Rewriteは、管理画面(Marketing > URL Rewrites)から削除できます。
URL Rewrite一覧で削除対象にチェックを入れて削除するか、
一覧右端の削除アクションから個別に削除することも可能です。

補足:管理画面で確認できるURL Rewriteの情報
URL Rewriteについて、管理画面から確認できる主な項目は以下です。
| 管理画面表示 | DBカラム | 内容 |
| リダイレクトパス | request_path | ブラウザからアクセスされるURL |
| 対象パス | target_path | 内部的に転送される先 |
| リダイレクトタイプ | redirect_type | リダイレクトの種類(301 / 302 / なし) |
管理画面では、
「どのURLからどこへ転送されるか」までは確認できますが、
自動生成か手動作成か、といった判断はDB確認が必要になります。
まとめ
URL Rewriteは、
「不要そうだから消す」が一番危険な対象です。
一度立ち止まってこれらを確認するだけで、
本番でのトラブルはかなり防げます。

