おつかれさまです。Dです。
サーバーを運用しているとデータ量の蓄積でディスクが圧迫されていくことがあるかと思います。
ディスクを追加してLVMを拡張する作業が必要になったので、手段や内容についてまとめようかと思います。
今回はそもそもLVMってなんぞやみたいなところの説明になります。
内容
LVM(logical volume manager)とは、ざっくり言うと複数のハードディスクを論理的に束ねて
一つの大きな容量(ディスク領域)を生み出せる機能です。
HDDやSSD単位だと100GBや200GBなど容量が決まっており上限に達すると
データの整理をしないといけないといったことが発生したり、予め使う容量が大きい場合などは
500GBや1TBといったディスクを購入する必要があります。
これをLVMで運用すると、500GBのHDDを2本束ねて合計1TBにすることも可能で
自由度の高い、ディスク構成が可能になります。
また、システムを稼働させた状態でも拡張が可能なのも嬉しいポイントです。
LVMは以下の3つの機能を管理することで実現しています。
PV(Phisical Volume):物理ボリュームで、各物理ハードディスクやパーティションのことです。
VG(Volume Group) :ボリュームグループで複数のPVを1つにまとめているものです。
LV(Logical Volume):VGから必要なサイズを切り出して管理するためのものです。(VGの容量を全て割り当てることも一部でも可能です。)
次回は既存のLVMで管理しているボリュームの拡張作業を実際にやっていきます。
【まとめ】
実際に拡張作業を行う前の予習みたいな回になりましたが
作業前に予備知識が無いと、なかなか複雑かと思うのでこの回を設けました。
次回は実際に拡張作業を実施していきます。