HTTPS-PORTAL の STAGE について

四角ズボン
2026-02-03
2026-02-03

以前、こちらの記事でHTTPS-PORTALを利用した「Dockerで簡易的にHTTPS通信する方法」をご紹介しました。

今回はHTTPS-PORTALのSTAGEの違いについて詳しく調べてみました。
「production と staging の違いって何?」「どれを使えばいいの?」
そんな疑問をスッキリ整理していきます。

STAGE とは何なのか

HTTPS-PORTAL は内部で Let’s Encrypt を使って SSL 証明書を自動発行します。
その際に、Let’s Encrypt の 本番環境(Production) と テスト環境(Staging)、もしくは Let’s Encrypt の証明書を使わない(Local)のいずれを使うかを選ぶのが STAGE です。

STAGE=local:ローカル開発向け

local は、Let’s Encrypt を使わずに 自己署名証明書(Self‑Signed Certificate)を自動生成するモードです。
インターネットに接続していなくても HTTPS を使えるのが最大の特徴です。

特徴
  • Let’s Encrypt を使わないため レートリミットなし
  • 完全にローカルで完結 
  • ブラウザでは「安全ではありません」と表示される(自己署名のため)
こんな時に使う
  • ローカル環境で HTTPS が必要なアプリを開発するとき
  • Let’s Encrypt の検証を待たずにすぐ HTTPS を試したい
  • オフライン環境で動作確認したい

STAGE=staging:テスト用の環境

staging はその名の通り「テスト環境」です。
証明書の発行手順が正しく動くかを確認するためのモードです。

特徴
  • Let’s Encrypt の テスト CA を使う
  • レートリミット(発行回数制限)が緩い
  • 発行される証明書は ブラウザで“安全ではありません”と表示される
  • 本番前の動作確認に最適
こんな時に使う
  • 初めて HTTPS-PORTAL を使う
  • 設定が正しいか何度も試したい
  • 複数ドメインの設定を繰り返し検証したい

STAGE=production:本番用の環境

production は実際にサービスを公開するための本番環境です。

特徴
  • Let’s Encrypt の 正式な CA を使う
  • 発行される証明書は ブラウザで完全に信頼される
  • レートリミットが厳しい(短時間で何度も発行するとブロックされる)
こんな時に使う
  • サービスを公開する
  • 本番運用を開始する
  • 証明書を正式に取得したい

3つの STAGE の違いまとめ

STAGE 用途 証明書の種類 ブラウザの違い レートリミット
local ローカル環境 自己証明 信頼されない なし
staging テスト Let's Encrypt(テストCA) 信頼されない 緩い
production 本番 Let's Encrypt(正式CA) 信頼される 厳しい
  • local:とにかく HTTPS を使って動作確認したい時
  • staging:Let’s Encrypt の設定を本番前に検証したい時
  • production:サービスを公開する時