🔷Gmailの新しい要件とは?
・送信者はメールを認証し、身元を確認する必要があります。
・送信者は、各メールに配信停止リンクを含める必要があります。
・送信者はスパム率を0.3%以下に維持する必要があります。
新ガイドラインの意味が分かったところで、新ガイドラインに対応するための具体的な3つのヒントをご紹介します。
- ヒント1: SPFとDKIM認証付きメールを確実に送信する
なぜ認証が重要なんでしょうか?
- 認証を行うことで、なりすましやフィッシングなどの有害なメッセージから受信者を守ることができます。
- そして、認証を行うことで、あなたの身元を模倣する行為からあなたと組織を守ることができます。
- また、認証されたメールは、Gmailで拒否されたりスパムとしてマークされたりする可能性が低くなります。
Sender Policy Framework(SPF): SPFは、メールの送信元IPがお客様の代わりにメールを送信することを許可されていることを受信サーバーが確認するのに役立ちます。
DomainKeys Identified Mail (DKIM):DKIMは、各メールにプライベートなデジタル署名を割り当てることで、転送中にメッセージが何らかの方法で変更されていないことを保証します。
Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance (DMARC): DMARCは、SPFとDKIMの拡張機能として動作する識別プロトコルです。DMARCは、フィッシング攻撃、なりすまし、その他のメールベースの脅威からメールメッセージを保護するのに役立ちます。Gmailユーザーに1日5,000通以上のメールを送信する場合は、DMARCポリシーを設定する必要があります。 - ヒント2: Gmailであなたのメールをスパムとしてマークするユーザーの割合を0.3%以下に抑える
Googleは、大量送信者のスパム率を0.3%以下に保つ必要があるとしています。Googleポストマスターツールに登録すると、スパムの苦情を監視し、ドメインの送信レピュテーションを管理することができます。
Googleポストマスターツールでは、スパム率、ドメインレピュテーション、配信エラーなど、Gmailでの送信パフォーマンスのスナップショットを見ることができます。 - ヒント3: 配信停止を簡単かつ明確にする
ワンクリックで配信停止できるようにしましょう: これは基本的に、メールのヘッダーに配信停止リンクを記載し、ワンクリックで配信停止できるようにすることを意味します。
1日に5,000通以上のメールを送信する場合は、ワンクリックで配信停止できるようにしましょう。
Gmailメッセージのワンクリック配信停止を設定するには、送信メッセージに以下の両方のヘッダーを含めます:List-Unsubscribe-Post: List-Unsubscribe=ワンクリック
List-Unsubscribe: <https://solarmora.com/unsubscribe/example>
メールの末尾に配信停止リンクを追加することで、コンタクトリストが常に最新の状態に保たれ、興味のあるコンタクトのみに配信されるようになります。
🔷最後に。
これらのガイドラインに従い、積極的にGmailの要件を遵守するようにしてみてください。
メールの配信を確実に成功させ、受信者によりポジティブな体験を提供できるようになるでしょう。
今回のGmailの要件の変化は、もっともっと安全にビジネスができるチャンスです。
スパムメールが減ることで、あなたの送るメールはより注目されて、より読まれやすくなる可能性が高くなるはずです。
なお、本記事は 2024年4月時点のGoogleガイドラインに基づいています。Googleガイドラインは随時変更されることがあります。最新の情報を確認することも大切になります。