AWSリージョン内およびリージョン間で指定された時間内に
EBSスナップショットがコピーされることを保証する機能が追加されました。
想定されるケースとして、
不正アクセスや災害によるデータ損失に備えて、
過去に作成しておいたEBSスナップショットを別のリージョンに保存したりするといったことが考えられます。
注意点としては、以下の点になります。
・データの容量、指定した完了期間に応じて費用が掛かる
・容量によっては指定した時間内に完了することができないケースがあるためコピー時間を計算しないといけない
例) 3,000GiBのデータを含むスナップショットを8時間でコピーした場合、30ドル (0.010ドル x 3,000GiB) が請求されます。
以下は、EBSスナップショットを時間ベースでコピーする手順の具体例です。
手順
1. EBSのスナップショットからコピーを行いたいスナップショットを選択し、スナップショットをコピーを選択します。
2. 今回は東京リージョン(ap-northeast-1)にあるスナップショットを大阪リージョン(ap-northeast-3)にコピーしてみます。送信先リージョンは「ap-northeast-3」を選択します。
「時間ベースのコピーを有効にする」にチェックを入れると「完了期間」が表示されます。
3. 「スナップショットをコピー」を選択すると、コピーが開始されます。
4. 20分程度時間を空けて確認するとコピーが完了していました。
【参考サイト】
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/time-based-snapshot-copy-for-amazon-ebs/
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/amazon-ebs-time-based-copy-snapshots/
https://dev.classmethod.jp/articles/update-amazon-ebs-time-base-snapshot-copy/
終わりに
時間ベースのコピー機能は、単純なスナップショットコピーよりも高度な要件に適しています。
AWS Backupや他の自動化ツールと組み合わせることで、災害対策やデータ保護の一環として活用できそうですね。