ファイルの更新情報や文字コードなどの情報を確認する際に使えるコマンドについてまとめます。
ファイルの詳細情報の確認
ファイルの詳細情報を表示する場合、statコマンドを利用します。
ファイルサイズやInode情報などが表示されます。
[user@example.com]$ stat test.txt
File: ‘test.txt’
Size: 13 Blocks: 8 IO Block: 4096 regular file
Device: fd00h/64768d Inode: 68130170 Links: 1
Access: (0664/-rw-rw-r--) Uid: ( 1000/ user) Gid: ( 1000/ user)
Access: 2024-08-10 15:29:50.364592044 +0900
Modify: 2024-08-10 15:28:55.733844845 +0900
Change: 2024-08-10 15:28:55.733844845 +0900
Birth: -
ワイルドカードを使い、特定ファイルの情報を複数表示することも可能です。
[user@example.com]$ stat *.txt
File: `test1.txt'
Size: 4769 Blocks: 16 IO Block: 4096 regular file
Device: 803h/2051d Inode: 3429657 Links: 1
Access: (0664/-rw-rw-r--) Uid: ( 1000/user) Gid: ( 1000/user)
Access: 2024-05-15 17:54:15.130690738 +0900
Modify: 2024-05-15 17:53:10.867960100 +0900
Change: 2024-05-15 17:53:10.879959827 +0900
File: `test2.txt'
Size: 1408 Blocks: 8 IO Block: 4096 regular file
Device: 803h/2051d Inode: 3429635 Links: 1
Access: (0664/-rw-rw-r--) Uid: ( 1000/user) Gid: ( 1000/user)
Access: 2024-08-13 15:24:31.791530004 +0900
Modify: 2024-05-15 18:07:01.643414979 +0900
Change: 2024-05-15 18:07:01.643414979 +0900
文字コード/改行コードの確認
ファイルの文字コードはfileコマンドで確認が可能です。
[user@example.com]$ file -i test.txt
test.txt: text/plain; charset=us-ascii
文字や改行コードを変換するnkfコマンドを利用すると、改行コードも表示されます。
[user@example.com]$ nkf --guess test.txt
ASCII (LF)
圧縮ファイルの文字コード
圧縮されたファイル情報を確認する場合にも、fileコマンドが有効です。-zオプションで文字コードを確認します。
[user@example.com log]# file -z maillog-20220501.gz
maillog-20220501.gz: ASCII text (gzip compressed data, from Unix, last modified: Sun May 1 03:40:01 2022)
ファイルの最終参照日
ファイルの最終参照日を表示したい場合、lsに-uオプションで実行します。リスト形式でないと日時が表示されないため、-lオプションも追加します。
[user@example.com]$ ls -lu
drwxrwxr-x 4 user user 4096 Aug 13 03:35 hogefile
-rwxrwxr-x 1 user user 236 Jul 22 15:53 hoge.sh
-rw-rw-r-- 1 user user 4769 May 15 17:54 test1.txt
-rw-rw-r-- 1 user user 1408 Aug 13 15:24 test2.txt
参照時間について、
stat→更新されない
cat,less,file,nkf→更新される
のようになっていました。
テキスト情報を得るようなコマンドの場合、中身を見なくとも参照時間が更新されるようです。
まとめ
ファイル情報を確認する方法についてまとめました。ファイル内をエディタなどで閲覧せずとも、複数のコマンドを活用することで様々な情報を得ることができます。