Linux便利コマンド : whois

うめだ
2025-08-08
2025-08-08
目次

はじめに

みなさま、whoisコマンドを活用されていますでしょうか。

ドメインの情報を確認するコマンドです。

サーバー運用では、ドメインの有効期限や、ネームサーバーの情報を確認することが多いかと思います。

表示される各項目について、あまり意味を理解できていないので、確認していこうと思います。

環境

OS : AlmaLinux 8
whoisバージョン : 5.5.1

使い方

取り急ぎ、弊社ドメイン:future-s.com をwhoisコマンドで情報を確認しています。

$ whois future-s.com
   Domain Name: FUTURE-S.COM
   Registry Domain ID: 1778443_DOMAIN_COM-VRSN
   Registrar WHOIS Server: whois.jprs.jp
   Registrar URL: http://jprs.jp/registrar/
   Updated Date: 2024-11-15T17:01:19Z
   Creation Date: 1996-11-18T05:00:00Z
   Registry Expiry Date: 2025-11-17T05:00:00Z
   Registrar: Japan Registry Services Co., Ltd.
   Registrar IANA ID: 1485
   Registrar Abuse Contact Email: gtld-abuse@jprs.jp
   Registrar Abuse Contact Phone: +81.352158457
   Domain Status: clientTransferProhibited https://icann.org/epp#clientTransferProhibited
   Name Server: NS2.FUTURE-S.COM
   Name Server: NS3.FUTURE-S.COM
   Name Server: NS4.FUTURE-S.COM
   Name Server: NS5.FUTURE-S.COM
   DNSSEC: unsigned

...   
$

では、各項目について、確認していきましょう。

Domain Nmae:

対象のドメイン名が表示されています。

Registry Domain ID:

ドメインが登録されているレジストリによって割り当てられたドメインのIDになります。

Registrar WHOIS Server:

ドメイン登録情報を管理するレジストラが提供するWHOISサーバーになります。

Registrar URL:

ドメイン名の登録を管理しているレジストラのウェブサイトのURLです。

Updated Date:

ドメインのWhois情報が最後に更新された日時になります。

Creation Date:

ドメイン名が最初に登録された年月日になります。

Registry Expiry Date:

ドメイン名の登録有効期限です。

Registrar:

ドメイン名登録サービスを提供する事業者が表示されています。

Registrar IANA ID:

レジストラを識別するための番号で、IANAから割り当てられたIDになります。

Registrar Abuse Contact Email:

問い合わせ先のメールアドレスです。迷惑行為や不正行為の通報窓口になります。

Registrar Abuse Contact Phone:

メールアドレスと同じく、迷惑行為や不正行為に関する通報先の電話番号となります。

Domain Status:

ドメインの状態が表示されます。

対象ドメインが名前解決できない場合、このステータスが、inactiveやholdになっている可能性があります。

ドメインの更新手続きが上手くできていないことが考えられます。

Name Server:

ドメインが利用しているネームサーバー名が表示されます。

DNSSEC:

DNSSECの対応状況が表示されます。

まとめ

いかがでしたか?

今回はcomドメインが対象でしたが、gTLDによっても表示される項目がちがってきます。普段なにげに実行しているwhoisコマンドですが、表示される情報について、より詳細に理解しておくことで、サーバー運用がさらに充実するのではないかと思います。

ぜひ、whoisコマンドを活用ください。