はじめに
みなさま、unameコマンドを活用されてますでしょうか。
私は、サーバーで設定変更を実行する前に、対象サーバーとして間違いないかを確認するために、ホスト名を確認することにしています。
その際、実行するコマンドとして、unameコマンドを活用しています。
ホスト名を確認するコマンドとしては、hostnameコマンドがあるかとおもいますが、hostnameコマンドは、ホスト名の確認もできますが、ホスト名を変更することもできてしまいます。
なので、ホスト名を確認するつもりが、あやまって、ホスト名を変更してしまうといったことが起こりえます。実際にやらかしたことがあります。はい。
その日以来、ホスト名を確認する際は、uname -a を実行することにしています。
そんなuname コマンドの普段あまり気にしたことのないオプションを確認していきたいと思います。
環境
OS : AlmaLinux 8
unameバージョン : 8.30
使い方
まずは、manコマンドでオプションを確認してみましょう。
$ man uname
NAME
uname - print system information
SYNOPSIS
uname [OPTION]...
DESCRIPTION
Print certain system information. With no OPTION, same as -s.
-a, --all
print all information, in the following order, except omit -p and -i if unknown:
-s, --kernel-name
print the kernel name
-n, --nodename
print the network node hostname
-r, --kernel-release
print the kernel release
-v, --kernel-version
print the kernel version
-m, --machine
print the machine hardware name
-p, --processor
print the processor type (non-portable)
-i, --hardware-platform
print the hardware platform (non-portable)
-o, --operating-system
print the operating system
省略
$
まずは、私がいつも活用している、-aオプションですね。すべての情報を表示してくれます。私が知りたいホスト名もしっかり表示されます。
$ uname -a
Linux test.example.co.jp 4.18.0-425.19.2.el8_7.x86_64 #1 SMP Tue Apr 4 05:30:47 EDT 2023 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
$
-sオプションはカーネルネームを表示してくれるとのことですが、Linuxと表示されます。
$ uname -s
Linux
$
-nオプションはノードネームを表示するということで、ホスト名が表示されます。
$ uname -n
test.example.co.jp
$
-sオプションはカーネルネームを表示してくれるとのことですが、Linuxと表示されます。
$ uname -s
Linux
$
-rオプションはカーネルのリリース番号が表示されます。
$ uname -r
4.18.0-425.19.2.el8_7.x86_64
$
オプション、-m,-p,-iはハードウェアネーム、プロセッサタイプ、ハードウェアプラットフォームを表示するとのことで全て、x86_64と表示されます。
$ uname -mpi
x86_64 x86_64 x86_64
$
-oオプションはOSを表示するとのことで、以下の表示となります。
$ uname -o
GNU/Linux
$
まとめ
いかがでしたか?
普段活用しているunameコマンドのオプションを確認してみました。-a だけで充分ですかね。
是非ともunameコマンドを活用ください。