こんにちは、酸素です。
先日、弊社でもChatGPT Teamが導入されとこともあり、AIを利用しない日の方が少なくなってきた気がします。
今回は、ChatGPTのチャットを外部にエクスポートできる機能の紹介をしていきます。
※本記事は2025年12月時点での情報をもとに作成しております。今後ChatGPTの仕様変更などにより、本記事とは異なる挙動となるかもしれませんのでご注意ください
エクスポート機能とは
ChatGPTのエクスポート機能は、ログインしているユーザーが過去に行ったチャットを、jsonファイルなどにまとめて出力することができる機能です。
エクスポート機能は、
設定 > データコントロール > データをエクスポートする
と選択することで、ログインしているユーザーのメールアドレスのもとへダウンロードリンクが送信されます。
ダウンロードリンクより、チャットデータのjsonやhtmlがzip化されたものを取得できます。
また、ChatGPT Teamなど、企業内でまとめてプランを導入されている場合、管理者側の設定によりエクスポート機能を禁止している場合があります。その場合は、設定の"データコントロール"を選択してもエクスポート機能が表示されません。
なお、私の環境ではダウンロードリンクのメールが届くのに2~3時間ほどかかりました。
おそらくチャットの数やサーバーの状況により変化するかもしれませんが、届かない場合でも気長に待つのが良いかと思われます。
エクスポート機能を使ってみる
実際にエクスポート機能を使ってみます。まずはシンプルに弊社のそうぎょ年月について聞いてみます。

弊社のホームページを参照して回答が返ってきました。
これをエクスポートすると、下記のファイルを取得できました。
- chat.html
- conversations.json
- group_chats.json
- message_feedback.json
- shopping.json
- sora.json
- user.json
チャットを構成する上で重要になるファイルは、chat.html、conversations.json、user.jsonとなっています。各ファイルの内容については、
| ファイル名 | 内容 |
| chat.html | チャットのレイアウトや表示内容 |
| conversations.json | チャットにて質問した内容や回答の細かな情報、タイムスタンプなど |
| user.json | ユーザーの情報 |
なお、上記3つ以外のファイルについてはほぼ空のファイルでした。
ダウンロードしたファイルより、conversations.jsonが一番情報量も多く、チャットの根幹にかかわっていそうなので、新規にチャットを作成して復元してみます。

jsonファイルの中身を参照し回答を得ることができました。
今回はChatGPTが出力したjsonを新規チャットにて読み込ませましたが、他のAIモデルなどにも引き継げるかと思います。
また、私自身業務で利用したチャットの行数がとてつもない量になっていたので、そういった場合にもエクスポート機能を使うことで、チャットのヒストリーを振り返ることもできると思うので、積極的に活用していきたいです!

