はじめに
今更感があるんですが、ChatGPTでエクセルを読込んで解析やファイル出力できるということで試してみました。
利用しているのはChatGPT4(有料版)です。
エクセルを読ませる方法は大きく二通りあって、
- エクセルファイルを添付する
- エクセルのスクショを添付する
という方法があるようです。何度か試してみましたが、簡単なものであればエクセルのスクショを取って添付する方が楽だし、早いです。
試してみる
とりあえず、こんなエクセルを作ってみました。
B列~E列までは、日付毎の商品売上データ。G列~H列はそのサマリを作りたいという意図のものです。
H列の売上合計が空なので、ここにB列~E列までの売上データ合計を出力する関数を入れたいと思います。
ChatGPTに添付ファイルを付けるにはプロンプトの添付ファイルマーク(クリップマーク)のところからファイルを選ぶか、プロンプト部分に直接D&Dで貼り付けることが可能です。
クリップボードにスクショがある場合は、プロンプト上でctrl+vで貼り付けることもできます。
こんなプロンプトを書いてみました。
すると、数秒「解析中…」と出てから回答が返ってきました。
おぉ!さっそくこの関数をエクセルのH3列(りんご行)に入れてみました。
ん?「0」?なんかおかしい・・・
よく見てみると、G列の参照行が1行ずれていて、タイトル部分の「商品名」を参照しているようです。
間違いを指摘すると、即座に回答が。
今度はちゃんと売上合計が出力されるようになりました。
これだけではつまらないので、エクセルファイル自体を作ってくれとお願いしてみます。
すると、なぜか言語が英語になりましたが、何やらxlsxファイルを生成してくれました。
ファイルをDLして開いてみます。
おぉ!なんかそれっぽい!でも売上合計が0!!
関数部分を見てみると・・・
惜しい・・・売上データの参照列が一列ズレてる・・・
指摘すると、新たなファイルを生成してくれました。
開いてみると・・・
H列の関数は正しくなったけど、A列~D列のデータが消えている!一筋縄ではいきません。
気を取り直して、シンプルにもう一度作成を依頼してみます。
すると、「さっきは混乱させてごめん!」というメッセージと共に、新たにファイルを生成してくれました。
ファイルを開いてみます。
若干関数に違和感はありますが、ちゃんとしたものが出てきました!
結構雑なプロンプトで、何度かやり直しはありましたが、すごいなぁと。
まとめ
というわけで、ChatGPTにエクセルを読込ませて関数を聞いたり、エクセルファイル自体を出力してもらうというのをやってみました。
今回は簡単なサンプルだったので、さくっとできましたが、複雑なものになるとまだまだ難しいかもしれません。ですが、今後に更なる期待を持てました。
今年は春先にChatGPTフィーバーが訪れ、メディアなどでも大きく取り扱われたことで利用者が急拡大したと思います。その影響?かは分かりませんが、春から夏頃にかけてはChatGTPの回答精度が悪くなったような印象がありました。
ですが、大ブームも去り、利用者が落ち着いたからないのか、秋頃からは以前に増して精度が高くなったように感じます。(進化しただけかもしれませんが)