便利!?電卓の謎ボタンの使い方を調査してみた - 第一章 -

目次

お久しぶりです。CBtzです。
今回から「便利!?電卓の謎ボタンの使い方を調査してみた」の本章をお届けいたします!

まず謎ボタンの上段にある「税込」「税抜」「F43210A」「5/4 ↓ 5/4・アンサーチェック」について、調べていきたいと思います。

謎ボタンとは

【税込】キー

【税込】キーは名前の通り、表示されている金額を税込価格にしてくれます。例えば、

税抜価格(円) 税率(%) 税込価格(円) 税額(円)
1000 10 1100 100

またもう一度【税込】を押すと「税額」が表示されます。
もし税率が誤って計算されている場合、【税込(税率設定)】キーで税率を設定し直すことができます。

【税抜】キー

【税抜】キーも名前の通り、表示されている金額を税抜価格にしてくれます。例えば、

税込価格(円) 税率(%) 税抜価格(円) 税額(円)
1100 10 1000 100

またもう一度【税抜】を押すと「税額」が表示されます。
【税込】【税抜】キーを使うのが初めてのときは、【税抜(税率確認)】キーで正しい税率が設定されているか確認してみるのが良さそうです。

【F43210A】スイッチ(小数点桁数指定スイッチ)

【F43210A】と記載のあるスイッチは「小数点桁数指定スイッチ」や「小数点セレクター」という名称が付けられています。

機能としては、計算で割り切れなかった際などに小数点以下を何桁まで表示させるかを設定することができます。

例)1÷7の場合
F 4 3 2 1 0 A
0.14285714285 0.1429 0.143 0.14 0.1 0 0.14

 

小数点以下の桁数は浮動(フロート)となり、そのまま表示される設定になります。
  そのため、表示可能な桁数で、端数は切り捨てられます。

4~0小数点以下を何桁まで求めるかを指定できます。

:アディングモード(アドモード)です。自動的に小数第2位で小数点が表示される
  (100分の1する)機能で、ドルやユーロの外貨計算などに便利みたいです。

「F」「2」「0」あたりが利用しやすそうですね。

【5/4 ↓ 5/4・アンサーチェック】スイッチ
(ラウンドスイッチ/アンサーチェック/片落・両入スイッチ)

【5/4 ↓ 5/4・アンサーチェック】と記載のあるスイッチは「ラウンドスイッチ」や「ラウンドセレクター」という名称が付けられています。

またこのスイッチは「アンサーチェック」「片落・両入」の機能も兼ねているようです。
この2つの機能については、オプションっぽいため今回は省略します。

先ほどの「小数点桁数指定スイッチ」は小数点以下をどこまで処理するかを指定しましたが、
今回の「ラウンドスイッチ」では、小数点以下をどのように処理するかを指定できます。

5/4:四捨五入

⇩:切り捨て

5/4・アンサーチェック:四捨五入、アンサーチェックもする

※小数点桁数指定スイッチが"F"のときは、上記指定に関わらず「切り捨て」になります。

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本日は「便利!?電卓の謎ボタンの使い方を調査してみた - 第一章 -」をお送りしました。

メーカーや型式など使う電卓によっては、小数点以下の処理が異なるようです。
また表記などにも違いがあるため、本記事が参考になれば嬉しいです。

次回は中段にある謎ボタンについて、調査を進めていきたいと思います。
今日もご安全に!ではまた次回お会いしましょう!