年三日坊主のKKです。
皆様、2月末まで開催されていたココイチ創業祭のオリジナルスプーンキャンペーンの成果は如何だったでしょうか。
拙僧は35杯食べて5本スプーンが当たりましたが、「スクエアフォルム・マット仕上げ」が1本と「ラウンドフォルム・ミラー仕上げ」が4本という偏りぶりで、全種類コンプリート出来なかったのが悔やまれます。「ラウンドフォルム・ミラー仕上げ」と他のデザインのスプーンを交換して下さる方がいらっしゃいましたら、ご連絡下さい。
以前、「AWS基礎講座」としてCloudWatchのグラフ表示方法などを解説した記事を書きましたが、最近「CloudFrontのレポート」についても解説して欲しいというご要望を頂きました。
折角ですので今回はAWSマネジメントコンソールの参照専用アカウントを使ってCloudWatchでは参照できないCloudFrontのレポート機能について解説したいと思います。
(CloudFrontディストリビューションの設定が完了していることを想定しています。)
(以降この記事では「AWSマネジメントコンソール」を「AWSコンソール」と記載します。)
なお、AWSコンソールへのログイン方法は別記事にて解説していますのでそちらをご参照ください。
以降はAWSコンソールにログイン出来たところ以降の解説となります。
AWSコンソールの右上の方に検索用の入力欄がありますので、そこに「CloudFront」と入力します。
すると上記のように検索結果にサービスとしてCloudFrontが表示されますので、これをクリックします。
CloudFrontの画面に移動したら左のメニュー内に「▼レポートと分析」というメニューグループがあります。
ここには以下の5つのメニューがありますが、今回は「ビューワー」に絞ってご紹介しようと思いますので、「ビューワー」をクリックします。
- キャッシュ統計
- 人気オブジェクト
- トップリファラー
- 使用状況
- ビューワー
「ビューワー」を開くと以下の4つのタブがあり、デフォルトでは「デバイス」が表示されます。
- デバイス
- ブラウザ
- オペレーティングシステム
- ロケーション
「デバイス」タブではCloudFrontディストリビューションにアクセスしてきたデバイスのリクエストヘッダなどから、アクセス元のデバイスが何であるかを推定して集計したレポートを参照できます。
現在のインターネットでは一般的にモバイル(スマートフォン)からのアクセスが最も多く、デスクトップ(パソコン)が2番目になる傾向があります。
最近、増えているのがボット/クローラーと呼ばれる情報収集や自動処理のためのプログラムからのアクセスです。
なお、「空」とは情報不足でデバイスが何か推定できなかったアクセスです。
円グラフと折れ線グラフでの表示の他、右上の「CSV をダウンロード ▼」ボタンから数値データのダウンロードも可能です。
注意点として、データは過去60日前までしか遡ることができません。
「ブラウザ」タブではアクセス元のWebブラウザごとの集計を見ることができます。
「__EMPTY__」は先の「デバイス」タブの「空」と同じで情報不足でブラウザが何か推定できなかったアクセスです。
ここでは「グループ化」という選択肢があり、ブラウザをバージョンを問わず名前で集計するか、名前とバージョンを分けて集計するかを選ぶことができます。
こちらも円グラフと折れ線グラフがあり、数値データはCSVでダウンロードが可能です。
「オペレーティングシステム」タブはアクセス元のオペレーティングシステム(OS)ごとの集計を見ることができます。
こちらも「__EMPTY__」は先の「デバイス」タブの「空」と同じで情報不足でOSが何か推定できなかったアクセスです。
また、OSも名前だけでの集計と、名前とバージョンでの集計を選択可能で、いずれも円グラフと折れ線グラフがあり、数値データはCSVでダウンロードが可能です。
「ロケーション」タブはアクセス元の国や地域ごとの集計を見ることができます。
また、数値データのCSVダウンロードも可能です。
ここで詳細の選択肢が「国」と「米国の州」というところが、実に「アメリカのサービス」と感じますね。
こちらは円グラフが無い代わりにアクセス元ごとのリクエスト数や割合、転送データ量などの一覧が表示されます。
ロケーションの折れ線グラフは他のタブと異なりデータの粒度を日と時間で選択できるところが特徴的です。
時間粒度のグラフに切り替えることでアクセス元のロケーションによって時差によるアクセス傾向の違いがあることを確認して頂くことができます。
なお、表示される内容は利用状況やAWSの仕様変更ににより変化しますのでご注意ください。