Amazon RDS for MySQL 5.7 利用していませんか?

Y
2024-07-26
2024-07-26

はじめに

こんにちは。Yです。

Amazon RDS for MySQL 5.7 利用していませんか。

すでに半年近く経過していますが、MySQL 5.7が2024年2月29日に標準サポートが終了しており、
2024年3月からMySQL 5.7にRDS延長サポートが適用されています。
延長サポートは追加費用がかかるため、気づかぬうちに費用がかかっているかもしれません。

確認方法

確認方法はいくつかありますが、
RDS延長サポートが適用されている場合、「Billing and Cost Management」からも確認することが可能です。早速確認してみましょう。

1.  AWS管理コンソールにログインし「Billing and Cost Management」から、請求書に移動します。1-Jul-24-2024-01-58-50-2425-PM


2. サービス別料金タブの「Relational Database Service」の「+」マークをクリックします。
「USD 0.120 per hour per vCPU running RDS Extended Support for MySQL 5.7 in Year 1, Year 2」という記載があり、
MySQL 5.7 の RDS 延長サポートの費用が掛かっていることが確認できます。

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終わりに

上記で紹介したケースの場合、月172ドル掛かっており、
日本円で27,000円、年間だと324,000円となるのでかなりの金額になります。
※1ドル = 153円

RDSの延長サポートは2027年2月末まで提供されますが、
この期間が過ぎると、MySQL 5.7を利用しているインスタンスは自動的にアップグレードされる予定となっているようです。
自動的にアップデートされると、予期せぬサービス障害が発生するリスクがありますので、
事前にMySQL 8.0へのアップグレードを検討することを強くお勧めします。
ただし、MySQL 8.0とMySQL 5.7とでは、非互換な機能も存在しているので、
テスト環境でアップデートを実行し問題がないかを確認したうえで、本番環境にも適用することが安全です。

MySQL 5.7の延長サポートは、すぐにアップグレードできない環境に対して、
計画をじっくりと進めることができる猶予期間と考えたほうがいいでしょう。

この機会に、MySQL 8.0への移行計画も併せて検討し、システムの長期的な安定性とパフォーマンスを確保しましょう。

【参考サイト】
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/MySQL.Concepts.VersionMgmt.html#MySQL.Concepts.VersionMgmt.Supported
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/extended-support.html
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/blue-green-deployments-overview.html#blue-green-deployments-limitations