【今更】タスク崩壊中のSEが「Notion」で最強の管理画面を作ってみた結果

b-men
2026-01-06
2026-01-06

エンジニアの皆さん、タスク管理していますか?

私は現在、完全に崩壊しています。 ノートに手書きで記載した内容はよく分からず、記憶だけに頼ったタスクは忘却の彼方へ。 このままではプロジェクトの進捗どころか、私のメンタルが404 Not Foundになりそうです。

そこで、遅まきながら導入を決意しました。「Notion」です。

周囲のイケてるエンジニアやPMがこぞって使っている、あのオールインワン・ワークスペース。 「今更?」と言われそうですが、背に腹は代えられません。この週末、重い腰を上げて「自分専用の最強タスク管理ダッシュボード」を構築してみました。

そして1週間運用してみた結果……見事に失敗しました。

今回は、なぜ私がNotionで失敗したのか。その「高機能ゆえの罠」について共有します。

作ったもの:全部入りの「タスク管理DB」

「どうせやるなら、完璧な管理がしたい」 職業柄、データベース設計となると熱が入ります。私はNotionのデータベース機能をフル活用し、以下のようなプロパティ(管理項目)を持つタスクDBを作成しました。

  • ステータス: 未着手 / 着手待ち / 進行中 / レビュー中 / ペンディング / 完了
  • 優先度: High / Mid / Low
  • カテゴリ: 開発 / ドキュメント / 会議 / 雑務 / 調査
  • 工数管理: 見積時間(h) / 実績時間(h)
  • 進捗率: バー表示(見た目がかっこいいので採用)
  • 期限日
  • 関連URL

さらに、これをカンバンボード形式(ステータス別)で表示。 出来上がった画面がこちらです。

2026-01-05

※一見すると、プロジェクト管理ツールとして完璧に見えます。カバー画像も設定して、モチベーションは最高潮でした。

実際に運用してわかった「3つの誤算」

しかし、月曜日の朝、いざ実戦投入するとすぐに問題が発生しました。

1. 「入力コスト」が高すぎる

これが最大の敗因です。 例えば、「Aさんにメールを返す」という3分で終わるタスクが発生したとします。

  1. 「新規」ボタンを押す
  2. タイトルを入力する
  3. ステータスを「未着手」にする
  4. 優先度を「Mid」にする
  5. カテゴリを「雑務」にする……

「……面倒くさい!!」

タスクを実行するコストより、タスクを登録するコスト(UX)の方が高いのです。 結果、「あとで登録しよう」と思い、そのまま忘れ去られるタスクが量産されました。本末転倒です。

2. 「ツールいじり」が目的化する

Notionはカスタマイズ性が高すぎます。 「完了したら自動でチェックボックスが入るように関数を組もうか?」 「ボードのプロパティ表示順序を変えたほうが見やすいか?」

タスクを消化する時間よりも、管理画面をリファクタリングしている時間の方が長くなってしまいました。 我々エンジニアは、仕組みを作るのが好きすぎるのです。

3. モバイルでの機動力が低い

PCでじっくり腰を据えて使う分には良いのですが、移動中にスマホからサッと登録するには、この「重厚長大」なデータベースは重すぎました。 アプリの起動に数秒、ページを開くのに数秒。 「駅の改札を出る瞬間に思いついたこと」をメモするには、OS標準のメモ帳の速さに敵いません。

結論:これは「個人ToDo」の道具ではない(今の設定では)

誤解のないように言っておくと、Notion自体は素晴らしいツールです。 ただ、今回私が作ったこの画面は、「数ヶ月単位のプロジェクト管理」には最適でも、「日々大量に発生する細かいタスクの消化」にはオーバースペックでした。

ダンプカーでコンビニに行こうとしていたようなものです。小回りが利きません。

次回の予定

しかし、Notionの持つ「情報のリンク性(タスクと資料を紐付けられる)」は捨てがたい魅力です。 そこで次回は、この重厚長大すぎるDBをリファクタリングし、入力コストを極限まで下げた「Ver.2.0」への改修を試みます。

  • カンバンボードの廃止
  • 入力の自動化(ボタン機能)
  • 表示情報の断捨離

挫折から始まるタスク管理改革、もう少しだけあがいてみます。