はじめに
vgrenameだけして再起動をすると正常に起動しなくなります。
それは、起動時にmountされるpathなどは変更されていないからです。
なので、それらの変更方法を説明していきます。
変更方法
今回は以下のルールで進めていきます。
vg名
変更前:fuga
変更後:hoge
vg名変更方法フロー
1.vg名の変更 vgrename fuga hoge
2.fstabの変更
3.grubenvの変更
4.念のためgrub.cfgの変更
5.再起動
・vg名の変更
コマンド:vgrename 現在のvg 新しいvg
例)
vgrename fuga hoge
・fstabの変更
/etc/fstabの変更を行います。
================================
旧
/dev/mapper/fuga-root / xfs defaults 0 0
/dev/mapper/fuga-swap none swap defaults 0 0
-------------------------------------------------------
新
/dev/mapper/hoge-root / xfs defaults 0 0
/dev/mapper/hoge-swap none swap defaults 0 0
================================
・grubenvの変更
/boot/grub2/grubenvの変更を行います。
「grub2-editenv」コマンドを使用してkerneloptsを変更していきます。
コマンド:
grub2-editenv - set "kernelopts=root=/dev/mapper/hoge-root ro crashkernel=auto resume=/dev/mapper/hoge-swap rd.lvm.lv=hoge/root rd.lvm.lv=hoge/swap rhgb quiet"
このコマンドを実行することで/boot/grub2/grubenvが変更されます。
・念のためgrub.cfgの変更
/boot/grub2/grub.cfgも変更前のvg名の部分を新しいvg名に変更していきます。
grepコマンドで変更できているか確認しながら進めます。
※誤字などをすると起動しなくなるので慎重に行いましょう。
・再起動
再起動を行いログインができれば変更されていると思います。
※もしdracutが表示されてしまった場合は、復旧方法の記事を投稿するので良ければご確認ください。
まとめ:
vgの変更方法について説明しました。
最後にも書いた通り誤字などをすると起動しなくなるため、作業は慎重に行いましょう。