はじめに
vgを変更してリブートをするとdracut 緊急シェルが表示されて正常に起動できなくなった!
↑
これを解決するための方法を書いていきます。
復帰方法
例として以下設定で進めていきます。
vgの名前
変更前:fuga
変更後:hoge
・dracutが表示されてからやることフロー
============================
1.レスキューモードに入る
2.skip shellを選択する(3番)
3.vgchangeで領域の有効化を行う
4.必要なシステムファイルをmountする
5./etc/fstabと/boot/grub2/grub.cfgのvgを変更する
6.grubenvの変更
7.リブートする。
============================
・レスキューモードに入る
レスキューモードへの入り方は記事が豊富なので割愛します。
下の選択部分は3を選びます。
1. mount /mnt/sysimage
2. Read-only
3. skip shell
4. reboot
・vgchangeで領域の有効化を行う
※vgscanを行いvgの名前を確認しておいた方がよい。
vgchange -ay hoge
・必要なシステムファイルをmountする
mount /dev/mappaer/hoge-root /mnt
mount /dev/vda1 /mnt/boot
mount --bind /dev /mnt/dev
mount --bind /sys /mnt/sys
mount --bind /proc/ /mnt/proc
mountができたら下のコマンドを実行する。
chroot /mnt
・grubenvの変更
/boot/grub2/grubenvの変更を行います。
「grub2-editenv」コマンドを使用してkerneloptsを変更していきます。
コマンド:
grub2-editenv - set "kernelopts=root=/dev/mapper/hoge-root ro crashkernel=auto resume=/dev/mapper/hoge-swap rd.lvm.lv=hoge/root rd.lvm.lv=hoge/swap rhgb quiet"
・/etc/fstabと/boot/grub2/grub.cfgのvgを変更する
fugaの部分をすべてhogeに変更する。
※grepを使用しながら作業した方がよい。
・リブートする
編集が完了したらchrootから抜け、rebootを行う。
まとめ
vgrenameだけではダメということがよくよくわかりました。
Almalinux8でvgnameの変更方法を別の記事で投稿するので良ければ見てください。