こんにちは、saeです。
今回は、ISMSに準じた「対策基準」作成における考え方と基準について説明していきたいと思います。
各項目を丁寧に解説していく予定ですので、かなり長い連載になるかと思いますが、 よろしくお願いします。
なお、今回作成する「対策基準」は会社非公認であり実際の環境とは関係ありません!
第1回 ISMSと対策基準について
それでは、そもそもISMSとはなんでしょうか?
これから解説するISMSは、国際規格であるISO/IEC 27001で定められている、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)のことです。
基本的には、このISO/IEC 27001を取得するためには、さまざまな準備が必要となるのですが、そのベースとなるのが「対策基準」です。
では、この「対策基準」とはどのようなものでしょうか。
これは、情報セキュリティポリシーの一部となります。
情報セキュリティポリシーは、大きく3つの段階に分けることができます。
基本方針(ポリシー)
対策基準(スタンダード)
実施手順(プロシージャ)
参照:総務省「国民のための情報セキュリティサイト」
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/business/executive/04-3.html
次回は、なぜ「対策基準」が必要なのかについて解説します