こんにちは。
駆け出しエンジニアのNです。
今回はIT領域における「ネットワーク」について、
ご説明したいと思います。
ネットワークとは
ネットワークという単語を日々耳にすることが多いかもしれません。
IT領域においては、複数のコンピュータが相互接続され様々なやり取りができる状態のことを指します。
これだけ聞いても何かさっぱりわからない、という方もいるかもしれません。
ですが記事をご覧の皆さんも以下の経験があるはずです。
・Amazonをはじめとしたネットショッピング
・SNSでの第三者とのコミュニケーション
・オンラインゲーム
これらはすべてネットワークを介して行うものです。
普段使用しているスマートフォンやPCとサービスを提供するコンピュータ(サーバー等)が
相互接続されているから、買い物や動画を見たりゲームを楽しんだりできるということです。
ネットワークを構成するもの
ネットワークは主に以下のものから構成されているのです。
・コンピュータ
サービスの提供や利用を行うもの
サーバー、PC、スマートフォン等
・ネットワーク機器
サービスのデータを転送するもの
スイッチ、ルーター等
・伝送媒体
コンピュータとネットワーク機器を繋げるものです
ケーブル、電波(無線接続)等
ネットワークの種類
ネットワークは大きく分けて次の2つに分類できます。
・LAN
LAN(Local Area Network)は狭い範囲のコンピュータで構成されるネットワークのことです。
例えば、家庭や社内のネットワークを指します。
・WAN
WAN(Wide Area Network)は広い範囲のネットワークのことで、
離れたLAN同士を相互接続するネットワークです。
東京と京都のように地理的に離れた拠点を結ぶネットワークとなります。
では、ここで確認です。
LANとWANの違いは何だと思いますか?
ここまでの話では、「ネットワークの規模」がLANとWANの違いに見えるかもしれません。
ですが両者の違いは、「電気通信事業者が設置した通信回線を利用する」かどうか、なのです。
*電気通信事業者とは、NTTやKDDI、ソフトバンクなどを指します。
電気通信事業者が設置した通信回線を利用する場合はWAN、利用しない場合はLANなのです。
ネットワークの規模ではないのでご注意ください。
1つの会社を例に考えてみましょう。
京都と東京に拠点がある会社において、
京都と東京の拠点間での通信を行う場合、電気通信事業者が設置した通信回線を利用する必要があります。
一企業が電柱などを勝手に敷設して通信を行うことはできないからです。
京都・東京のそれぞれの拠点内の場合、
外に敷設されている電柱を通じなくても、通信は行えますよね。
そのため、電気通信事業者が設置した通信回線を利用する必要はないのです。
おまけ:無線LANとは
無線LANという言葉を耳にしたことのある方は多いはず。
今や当たり前のように利用されています。
それって「Wi-Fi」でしょ?となるかもしれませんが、
厳密には「Wi-Fi」が無線LANの規格の一つです。
有線のケーブルではなく、無線でコンピュータ同士をつなぐLANのことです。
無線のため、床がLANケーブルだらけになる、というようなレイアウト面から見た煩雑さから解放されます。
また、家中どこにいてもインターネットを利用できるのも大きいメリットです。
通信速度も高速かつ安定しているため非常に便利です。
ちなみに、無線LANにおけるネットワークの名前は「ESSID」といいます。
ネットワークを識別する文字列を指します。
以上がIT領域における「ネットワーク」の解説となります。